ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

日野原先生

 Asahi.com の「どらく」というコーナーにあった日野原重明先生のインタビュー記事。

 聖路加国際病院の理事長で、95歳にして現役医師として活躍するだけでなく、最近はユニセフの大使にも選ばれたり、執筆・講演活動にも大忙しの日野原先生。若い頃はからだが弱く、60歳まで生きられればいいだろうと思っていたそうだ。しかし、60歳を目前にして遭遇した「よど号ハイジャック事件」が、先生の人生の転機となった。赤軍派によってハイジャックされた飛行機の中に4日間監禁された後、無事に解放されて地面を踏んだ時、自分の人生はこれから始まると確信したのだそうだ。
 でも、よど号ハイジャック事件って…(汗) このブログを読んでおられる方たちの中には、この事件を知らない方もいるのでは? 私だって、記憶の片隅に、そう言えば昔そんな事件があったなぁとぼんやり覚えているだけだよ。そうかぁ、日野原先生は59歳の時にあの事件に遭遇され、それから人生が変わったのかぁ。人生って、何があるかわからないものだね。それを思えば、私の人生なんてまだ始まっていないに等しいね。
 そういえばモーセも、人生最初の40年間はエジプトの王宮で王女の息子として育てられ、次の40年間はミデヤンの高原で羊飼いをして暮らしていた。しかし、彼の人生の言わば「本番」は、その後にやって来た。羊飼いをしていたモーセのところに主が燃える柴をもってご自身を現され、エジプトで奴隷にされていたイスラエル人を連れ出すようにと命じられたことが転機となり、あの有名な「出エジプト」を導いたのだから。
 私も40代も中盤にさしかかり、体力の衰えを感じると共に「ミッドライフクライシス」なんて言葉が思いをよぎることもあるけど、この先何が待っているのかわからないよね。別にこれから何か大きなことを成し遂げたいなんて、そんな野心はさらさらないけれど、私の人生のロードマップを握っておられるのは神様なのだ。私の人生はそんなに長くはなく、明日には終わるかもしれないし、あるいは日野原先生みたいに長生きするかもしれない。どっちでもいい。いずれにしても、一日、一日を生き、一瞬、一瞬を楽しみつつ、主が私に許される命の日数の限り、主と共に歩むこの世での人生を最後までしっかり全うしたいものだ。
 いやー、それにしても、日野原先生すごい。インタビューでは信仰については何も触れられていなかったけど、先生のエネルギーの源は、やっぱりイエス様だよね。(ちなみに、日野原先生は『バウンダリーズ』に推薦の言葉を寄せてくださっているんですよ!)

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