ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

Wakeに行ってきた

 Wakeとは、お通夜のこと。日曜日にスモールグループの仲間のクリスのお母様が亡くなられ、昨日がWakeだった。クリスはフィリピン人で、子どもの頃両親に連れられ、7人の兄弟姉妹と共にアメリカに移住した。お母さんはフィリピンにいた頃から熱心なクリスチャンで、お通夜の会場は平安と希望にあふれ、とても暖かな雰囲気だった。先週、先々週と、お母さんが危篤だったクリスは、涙を流して祈っていたが、お母さんが亡くなられた後は、とても清々しい表情をしていた。
 日曜日の礼拝直後、ホスピスから連絡が入り家族を集めた方がいいと言われて、家族で駆けつけた。兄弟たちもみなシカゴ近郊にいて、大勢がお母さんのために集まった。お母さんが昏睡状態で眠っているその隣で、親戚一同、みんなで語り合ったり笑ったり、お昼にはフライドチキンを買って来て食べたりして、非常になごやかな一時を持ったのだそうだ。そしてお母さんが息を引き取るその瞬間、大きな大きな平安があったという。
 夕べのお通夜の会場にも、お母さんのフィリピン時代からの写真や、シカゴに来てからの家族写真などが飾られ、あちこちで談笑がなされ、故人を偲ぶというより、彼女のこの世でのいのちを喜び、さらにそれにまさる次の世でのいのちをみんなで喜んでいる、そんな雰囲気だった。
 私はアメリカに来てからは、クリスチャンのお通夜やお葬式にしか参加したことはないので比較ができないが、何人かのノンクリスチャンのお葬式に参加したことのあるぼぼるパパに言わせると、やっぱり雰囲気が全然違うとのことだった。
 帰り道、私の母はクリスチャンになっていてよかったなぁと思った。いずれ母を送り出す日が来る時、この世での別れは辛くても、母がどこに行ったのかわかっていて、そして再会の確信があるというのは、なんという希望だろう。一方、私の父はクリスチャンではない。父の救いのためにもっと祈らなくては… あらためてそう思わされた。

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