ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

母の日・信仰継承・申命記

 母の日おめでとうございます! はちこからはちこ母とぼぼる母へのプレゼントは、讃岐うどんのセットでした。(花より団子!)
 はちこがもらったのは、深紅のバラの花束とゆっくりのお昼寝の時間(昨日の庭仕事で手や腕がすっかり疲れてしまったので)。そしてエミが夕ご飯の支度をしてくれた。(^^) バラの花束はキッチンにぶらさげてドライフラワーにする。大好き、バラのドライフラワー。

 今日の礼拝メッセージは、ハンナとサムエルの話から、子供への信仰継承における母親の役割についてだった。ハンナの神への献身、神への祈り、そして息子サムエルとのつながり(祭司エリにサムエルを預けた後も、毎年手作りの上着を持って幼いサムエルに会いに行っていた。 第一サムエル2:19)。
 メッセージの中で、パスターが“An ounce of mother is worth a pound of clergy.”という諺を引用していた。「私が説教壇から語るどんなに多くの言葉よりも、母の語る一言が子供に持つ影響の方が大きいのです!」と。
  教会から戻り、夕方からお昼寝後のすっきりした頭でゆっくりとデボーション。今日は申命記の4章からを読んだ。
 申命記は、いよいよ約束の地に入るためにこれからヨルダン川を渡ろうとしているイスラエルの民に対する、モーセの最後の説教の記録だ。モーセは荒野放浪の最後の年、メリバの水の件のせいで(民数記20章)、約束の地には入れないと神様から宣告されていた。それでも、約束の地に近づくにつれて、神様がイスラエルの民に次々を勝利を与えてくださるのを見て、やっぱり自分も約束の地に入りたい!と思ったのだろう、モーセは「どうか、私に、渡って行って、ヨルダンの向こうにある良い地、あの良い山地、およびレバノンを見させてください」と神様にお願いしてみる。しかし神様は、「もう十分だ。このことについては、もう二度とわたしに言ってはならない」とモーセの嘆願を退けられる。(申命記3章)この箇所、切なくて切なくて、読むたびに涙が出る。神様からすでに「ノー」と言われていることについて、もしかしたらと神様にお願いしてみるのだけれど、やっぱりピシャリと「ノー」と言われてしまう時… なんだか身につまされて、とても切ない。
 この二〜三日、この箇所にずっと思いを巡らせていたのだけれど、それはさておき、今日は先に進んで4章からを読んだ。ちょうど今朝の礼拝メッセージとも相まって、信仰継承ということが強く心に迫った。申命記でのモーセのスピーチも、まさに信仰継承のため。 エジプトからイスラエルの民を導き出し、空の星ほどにその数を増やしてくださった偉大なる神を、彼らを恋い慕ってくださるヤハウェを、子たちへ、孫たちへと語り継いでいくために。
 過去の出来事に言及しつつ、主がなさったことを子供たちにリマインドし、主の「さとしとおきてと定め」が何であるかを指摘し、主のみ言葉と約束を、子供たちの心に刻み付けるために何度も何度も繰り返す。それはただのhead knowledge ではなく、自分の歩みの中で体験してきた生きた神の偉大さ。神のリアリティ。申命記でモーセが語っている内容そのものは、基本的にこれまでに神がイスラエルの民にモーセを通して語ってきたことの繰り返しだ。しかし、今回は、ただ神から語られたことをそのまま民に伝えているのでなく、語っているモーセが荒野での40年の試みを通して主ご自身をさらに深く知り、そのお方によって生かされて来たことによる彼の証にもなっている。同じ戒めでも、これまでの書で読んだ時より、言葉の一つひとつにずっと説得力がある。モーセ自身の神体験に裏打ちされている。
 結局のところ、私たちは、自分が持っているもの、自分が体験したことしか子供たちに伝えることはできないのだ。 自分が神様とリアルな歩みをしていないのなら、どんなに聖書の言葉を子供に教えても、どんなに聖書のストーリーを子供に読み聞かせても、それは彼らにとって、ただの「お話」の域を出ないだろう。
 私も、私がこれまで体験してきた神様のリアリティーの数々を、面倒がらずにちゃんと子供たちに語り聞かせていきたい。 聖書に記されているさまざまな「物語」も、私が体験してきたいろんなことも、どれも同じ神様の話なのだということを、子供たちに知って欲しい。 聖書に記されているアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神は、はちこの神でもあり、エミの神、みんの神、ま〜やの神、ケンの神でもあるのだということを、しっかりと知って欲しい。

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