モーセの一生
今年も申命記を読み終わった。4月からモーセ五書をずっと読んできて、あらためてモーセの一生に思いを馳せてみた。
モーセの一生って、壮絶だったなぁ… 特に出エジプト記の32、33章は激しかったー。
だけど、記録に残っている部分はエジプトからの脱出とか十戒を授かったりとか、すごくドラマチックなことが多いけど、彼の120年の生涯からみればそれはほんのごく一部で、彼の人生の大半は、実は淡々としたものだったのかもしれない。
エジプトの王宮での40年については、ほとんど記録はない。
ミデヤンの地での40年についても、ほとんど記録はない。
荒野での40年でさえ、そのうちの大半は記録に残っていない。
ものすごく波瀾万丈でドラマチックな一生だったかのようだけれど、 実際には、一日一日をただ主とともに着実に、誠実に生きた、慎み深く静かな人生だったのかもしれない。
そして、記録には残っていない彼の生涯の大半を占める一日一日も、モーセにとって、神様との深く親密な交わりの日々だったのだと思う。だからこそ、記録に残っている部分は、こんなにもドラマチックなんじゃないのかな…
モーセと神様の間にあった親密な関係は、私にとって最大の憧れであり、最大のチャレンジであり、最大の励ましでもある。申命記の特に30章の言葉の一つ一つ、今回もまた噛みしめた。