ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

恐るべし(その一)17年ゼミ編

 この話題ばかりで申し訳ないのだが、なにしろ、すごいのだ。シカゴと行っても場所によって17年ゼミの発生具合には随分差があるようで、私が住んでいるところは、かなりすごい。
 数日前までは、セミたちの鳴き声はうるさいものの、みんな木の幹にくっついているだけで、これくらいならそんなに気にならないな、というのが正直な感想だった。しかし、数日前から様相が変わった。奴ら、飛び始めたのだ。先日紹介した朝日新聞の記事に出ていた、静岡大学の吉村教授のコメントによると「17年ゼミは長い距離を飛べない。大発生するので、遠くまで結婚相手を探しに行く必要がなかったのでしょう」ということだったが、長い距離は飛ばないかもしれないけれど、短距離ならすごい勢いで飛びまくっている。羽化して間もなくの頃は、地上の生活に慣れるのに精一杯だったのが、残る寿命もわずかになってきて、息絶える前に子孫を残さねば!と、必死なのだろうか。
 特にま〜やの学校の周りはひどく、蝉時雨ならぬ、まるで蝉吹雪だ。吹雪の中を歩く時、腕で顔を覆って雪で視界を遮られないようにするけれど、セミが飛び交う中を歩く時も、同じように腕で顔を覆いながらでないと、あぶなくてとうてい前進できない。学校でま〜やをピックアップし、車に乗り込む時も、ほんの一瞬ドアを開けた隙に車中に飛び込んできたセミがいたらしく、運転していたら突然「ジジジ…!」と攻撃された。危ないったらない。ギャーと叫んで慌てて車の窓を開け、外に追い出す。そういえば、おとといは外でケンのスクールバスを待っている時、私の髪の毛の中に突入してきた輩もいて、耳元で「ジジジ!」とやられた時は、さすがの私も泣きそうになった。
 さらに、セミたちは人目もはばからずお尻とお尻をくっつけて、そこかしこで交尾している。初めて見た時は、一瞬突然変異かと思った。ま〜やも、「I first thought they were morphed together.」と言っていて、なんだか笑えた。ほんとに、エイリアンの映画にでも出てきそうな感じなんだもの。
 このセミ騒ぎ、あとどれくらい続くんだろう。はやく収束して欲しい。

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