ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

コリンズ博士、スタンフォード大学で講演


 昨日、YユキとY司が、別々に、コリンズ博士が数週間前にスタンフォード大学で行った講演の動画が見れるよ、とメールをくれた。おお、なんと言う偶然の一致!(というか、二人ともソースは一緒だったのかもしれないが。笑)

 Yユキは、某大学のIVCFというキャンパスミニストリー(日本のKGKみたいな団体)で主事インターンをしていて、Y司は化学で博士号を持つクリスチャン研究者。二人とも、私とぼぼるパパがコリンズ博士のLanguage of God の翻訳をしていることを知っていて、出版社が決まる前から一緒に祈っていてくれている人たち。こんなふうに、私たちの興味のありそうな資料をみつけたらすぐに知らせてくれたり、祈りに覚えていてくれることが、とても嬉しく、励まされた。

 で、教えてもらった講演の動画を見たら、とても良かった! 内容は基本的に本と同じで、それを1時間の話に集約したものだけれど、やはり実際に語られているのを聞くと、本だけでは伝わらないニュアンスも伝わってきて、大いに参考になった。 
 スタンフォード大学では、今学期、無神論者として有名なクリストファー・ヒッチンズとリチャード・ドーキンスも講演をすることになっているそうで、それに対抗して…というわけでもないだろうが、キャンパスのクリスチャン学生の主催で、コリンズ博士を招いた。2300人ほどの人が集まり、キャンパスで一番大きな講堂を埋め尽くし、さらに他の教室やらホールやらにも人をいれないといけないほどだったそうだ。

 Q&Aのセッションも含めて、約2時間の動画ですが、興味のある方はぜひどうぞ!
http://franciscollinstalk.stanford.edu/

 この講演に関する記事もあります。
http://www.intervarsity.org/news/god-and-the-genome

 この講演会について感動したのは、ただコリンズ博士を招いて話をしてもらっただけでなく、1週間を通して、キャンパスのあちこちで、「ラウンドテーブル・ディスカッション」の時間を持ち、講演を聞いていろいろな質問を持った人たちが、さらに深く話し合える場を提供していること。また、講演の後には、CSルイスの「キリスト教の精髄」を無料配布したそうだ。さらに、この講演会はIVCFと、カイアルファと、カトリック学生会による共催だったそうで(カイアルファというのは、ペンテコステ系のキャンパスミニストリー)、教派を越えて、クリスチャン学生が一緒にこの機会を実現させたというのも、すばらしいと思った。

 また、リンクをたどって調べてみたら、コリンズ博士は、スタンフォードの他にも、その10日前にはカリフォルニア大学バークレー校でも同様の講演を行ったらしい。博士がクリスチャンになったのは25歳の時だったそうだが、若き日の自分と似たような、探究心にあふれ、人生のいろいろな難しい問題に直面して葛藤する聡明な若者たちを前に、クリスチャン・ノンクリスチャンを問わず、すばらしいチャレンジを与えている様子に、大いに感動を覚える。シカゴ大学にも来ないかな〜。

 あと、コリンズ博士が講演の中で紹介していた本をメモ。この著者の中にはクリスチャンの科学者もいるらしい。

Science, Evolution and Creationism

Science, Evolution and Creationism

本の説明の中にこうあったのが印象的。「science and religion should be viewed as different ways of understanding the world rather than as frameworks that are in conflict with each other and that the evidence for evolution can be fully compatible with religious faith.」 うちでも一冊注文しようと思う。

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