ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

旅行最終日

 かきごおり先生のお宅では、朝ご飯も美味しかった! 特に先生が自ら豆を挽いていれてくださったコーヒーが最高。電動のグラインダーではなく、手動でゴリゴリとハンドルをまわしながら挽く。朝の贅沢な時間ですね。(^^) そうそう、先生からは、本を一冊お借りした。私たちが使わせていただいた地下室のお部屋には本がたくさん置いてあり(先生の書斎に入りきらなかったものと思われる)、そこには、素人の私が見ても興味深げな本がたくさん。私がまったく聞いたこともないような神学者による神学書から、私にも多少馴染みのあるアウグスティヌスやウォッチマン・ニーなどなど、そして英語のもの、ドイツ語のもの、日本語のもの… 翻訳していて神学系の資料が必要になったら、かきごおり先生に聞けば持ってらっしゃるかも、と思ったり。(実は、これと同じことを、高橋秀典先生の書斎に伺った時も思った。高橋先生の書斎も、壁を埋め尽くすたくさんの本があった! 本がたくさんある部屋が大好きなはちこなのであります。)

 
 別れを惜しみつつ、楽しかったかきごおり先生のお宅を後にして、朝9時過ぎ頃にシカゴに向けて出発。と言っても、ぼぼるパパの頭の中には寄り道計画ができあがっていて、まずはNJの州都であるトレントン方面に向かった。トレントンには、私とぼぼるパパが学生時代によく訪れた美味しいピザ屋さんがあるのだ。ぼぼるパパがネットで調べたところ、このピザ屋には最近二号店ができたとかで、私たちは二号店に行ってみた。(行く途中、道がわからなくてかなり迷ったけど。)私たちのお気に入りは、トマトソースを使っていないアサリのピザ。ガーリックとハーブが効いていて、とても美味しい。
 なつかしい味のピザに舌鼓を打った後は、NJとペンシルバニアの境にあるデラウェア川沿いのニューホープという瀟酒な町に寄った。ここも私とぼぼるパパがよく遊びに行っていたところ。今回は、食後で私も子供たちも眠くなっていたため、車は停めずに町をぐるっと回っただけだけど。でもなつかしかった。
 ニューホープの後は、ぼぼるパパがプリンストン時代に陶芸を習ったタカエズ・トシコ先生のお宅を訪問。なんの連絡もせず、いきなり訪問したのだけれど、幸い先生は在宅中でお目にかかることができた。突然やってきたにもかかわらず、喜んで歓迎してくださった。住み込みのお弟子さんが、アトリエや作品の倉庫を案内してくださったり、先生とお茶を飲んだり。86歳という高齢にかかわらず、お元気で、凛とした美しさをたたえる先生は、とても魅力的だった。(つい最近まで、シカゴ美術館でもタカエズ先生の特別展をやっていた。こちら
 ついでに、ぼぼるパパが学生時代に作った陶芸の数々の写真があったのでご紹介。彼は院生時代、毎日一体何をやっていたんでしょうねぇ?

 タカエズ先生のところを後にしたら、いよいよ一路シカゴへ。トイレ休憩と夕食以外はストップせずに、三人で運転を交代しつつガンガン走った。夜中の運転は私とパパで、お互いが運転している間に助手席で仮眠をとるという感じ。パパが隣で寝ている間、夜中の2時頃に一人で運転するのはちょっと緊張したけれど、がんばりました。
 夜もあけて、インディアナに入って、家まであと1時間ちょっとというところでトイレ休憩。エミが「運転代わろうか?」とオファーしてくれたけれど、あとちょっとだから大丈夫だよ、とぼぼるパパが運転続行。私は睡魔に襲われ、助手席でうたた寝。
 と、その時、激しい衝撃と「ヤラレター!」というぼぼるパパの叫び声。先日も書いた通りの鹿との遭遇でした。
 その後、思うところあってYouTubeで検索していたら、こんな動画を見つけました。私たちの経験も、まさにこんな感じだったのです。

 私たちの場合は夜が明けていたし、スピードももう少し遅かったけれど、鹿が視界に入ったと思ったら次の瞬間にぶつかったのは、まさにこんな感じでした。 YouTubeでは他にももっと生々しい画像もあったけれど、あまりに生々しいので、ここには載せません。
 凄惨な画像の数々を見ながら、鹿と激突しながらも車の一部が破損しただけで済んだというのは、本当にラッキーだったのだなぁと思った。はね飛ばされた鹿がフロントガラスを破って車の中に飛び込んでくることもあるそうで、そうなると本当に悲惨です。現在修理中のうちの車も、明日にはできあがってくるはず。修理代は全部で3600ドル以上らしいけど、保険のおかげで私たちの負担分は250ドルのみ。1000ドルかと思っていたら、この事故は自責ではないので250ドルだけでいいらしい。よかった〜。

 そんなわけで、たくさんの新しい出会いやなつかしい再会に彩られた、波瀾万丈の中村家の旅行でした。ここまでおつきあいくださって、ありがとうございます。(^^)

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