ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

再校中

 再校原稿のPDFを二日前にいただいた。初校で朱を入れた箇所は直っていたが(1カ所をのぞいて!)、外部の校正の方にも見ていただいたそうで、今回はそちらからの質問事項がいくつか入っていた。私も編集者さんも見落としていたようなことを指摘してあって、さすが校正のプロ! というか、校正って、ここまで見てくれるんだ、という感動の驚き。
 今回指摘されていたことは、たとえば表記の不統一。同じ言葉なのに漢字表記の時とひらがなの時があったが、どちらかに統一させますか?のように。自分でも十分気をつけていたつもりなのに、やっぱり見落としがあったか、と唸ってしまった。
 また、「ガリレオ」が何度か登場するが、「ガリレオ」というのはファーストネームなので、「ガリレイ」に直しますか?とか、聖書の引用箇所で、「章」「篇」「節」が混在していましたが、統一させますか、とか。「ガリレオ」は確かにファーストネームだけど、「ガリレオ」というのが彼の通称なので、これは「ママ」でよし。(「ママ」というのは、校正用語で「そのまま」という意味。)実は翻訳している時、私もふと疑問に思ったので調べてみたら、ルネッサンス期前後のイタリア人には、ファーストネームが通称になっている人がわりといるそうだ。他にも、ダンテ、ラファエロミケランジェロなどもみなファーストネームらしい。
 「章」「篇」「節」については、混在しているのではなく、使い分けているので、これも「ママ」でよし。ところが、読んでいくうちに、「詩篇8章」というのが出てきたので、「勝手に直してもらっちゃ困るなぁ」と思いつつ、念のために私のオリジナルの原稿を確認したら、そこが「詩篇8章」になっていた! 初校の時は気づかなかったよ。(汗)校正さんが指摘してくれたから今回は気づくことができ、感謝だ。
 他には、日本語をさらに読みやすくするための指摘もいくつかあった。これも、初校では気づかなかったのに、言われてみれば確かにその通りなので、やはり第三者の目を通すことは大切だなぁと痛感。
 あと、興味深かったのは、「聖書的な根拠」となっていた箇所が、「聖書の根拠」と直すよう提案されていたこと。クリスチャンにとっては「聖書的」というのは聞き慣れた表現だけど、クリスチャンじゃない人にとっては、やはり違和感があるのかな。たとえば、イスラム教の話で「コーラン的な根拠」なんて出てきたら、やっぱり違和感感じるものね。
 それから、編集者さんが「帯」に入れる文章を考えてくださった。これがまた良い! まだ100%確定ではないので、確定したら、こちらでもご紹介させていただきますね。
 最後まで、祈りつつ、祈りつつ…

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