ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

ちょっと事故、でも感謝

 かわいい子に旅をさせている中村家ですが、かわいい子は出発してすでに3時間半経過した今、まだ目的地に着いていない模様です… 2時間ちょっとで着くはずなのに。 …と書いていたら、今、電話が入った! ようやくキキの家に着いたようです。よかったー。
 実は、出発してから1時間40分くらい経った頃、エミから電話があった。到着するにはまだ早いし?と思ったら、エミ曰く、
「あと30分ほどで着く予定なんだけど、その前に、さっき起きたことを報告しようと思って…」
 一体何が起きたのかと、体中の血が抜けていくような気がした。
 時速70マイル(110キロ)で走っていて、車線変更をしようと思ったら、急に別の車が視界に入ってきたのでハンドルを切ったら車がスピンした、と。It spun off the highwayだって…(冷や汗)スピンして、道路からはみでて路肩も越え、土手(下に下がる感じの)に車が半分落ちて止まったのだそうだ。でも、ちょうどそこに人がいて、車が道路に戻るのを助けてくれたらしい。エミも怪我はしていないし、車もどこにもかすらなかったという。
 大事故になったとしても不思議はなかった状況で、神様が守ってくれたとしか思えない、ただただ感謝だ、I'm so gratefulと繰り返していた。
 エミのこの報告を聞きながら、私がどう感じていたか想像できますか、皆様。叫び出したかったですよ。でも、まだ目的地まで30分以上運転しないといけないのだから、ここで私が取り乱したらエミの精神衛生にもよくないと思い、心の中で、「落ち着け、落ち着け、叫ぶな、慌てるな」と自分に言い聞かせていました。そして、エミには普段以上におっとりとした声で、「まぁ、それは怖かったねぇ。でも無事で良かったね。神様が守ってくださって本当に感謝だねぇ。エミの方は、今、緊張してガクガクしてない? 大丈夫? 深呼吸して、心を落ち着かせて、慌てずに行きなさいね。到着するまでずっと祈ってるから」と言うことができた。エミも、安心したような声で、「うん、ありがとう。I love you, Mom」と。
 それにしても、スピンした道がガードレールのあるようなところだったら、ぶつかって車が大破してたかもしれない。幸い高速道路といっても田舎道だったので、路肩の向こうは土手でよかった。また、車が飛び出したのが路肩側でなかったなら、他の車にぶつかっていたかもしれない。本当に、It could have been a lot worseだった状況で、こんなふうに守られたのは神様のおかげとしか思えない。しかも、普通、高速道路わきの土手に人がいるだろうか? 午後6時近くの日暮れ時に? ちょうどエミが落ちた場所に人がいて、車を押して道路に戻るのを助けてくれたなんて… きっと、エミのために神様が遣わせてくださった御使いだったに違いない! 
 そしてエミも、そういう状況のあと、よく冷静に運転を続けることができた。偉い。エミはその事故のあと、さらに30分ほど運転して、レストエリアを見つけてそこに入り、車を止めてから私に電話をしてくれたのだった。
 そうこうするうちにぼぼるパパが帰宅。事情を伝えると、さすがのパパも顔が険しくなった。「高速で急ハンドルをきる奴があるか! たとえぶつけていなくても、土手を落ちたなら、車軸が歪んだりしたかもしれないし…」 
 その後、あと30分くらいで到着するはずと言っていたので、そのつもりで祈りつつ次の連絡を待っていたが、待てど暮らせど電話がかかってこない。先の電話から1時間半以上が過ぎ、いくらなんでもおかしいぞと思い、思いきってエミの携帯に電話をしてみた。そしたらすぐにエミがでて、まだ到着してないけど、ちょうどコンビニに入ったところだったと言う。高速を降りたあと道に迷ってしまったので、インターネットがつながる場所を探し、地図を出して場所を確認しようとしていたらしい。やれやれ… 「それより、キキの家に電話して聞いてみたら? もう近くまで来てるんでしょ?」と言うと、「That sounds like a good idea. I'll do that.」だって。その後10分くらいしてから再び電話があり、「キキの家に着いた」と。 ああ、よかった。主よ、ありがとうございます!

 子供を自立させるって、とりもなおさず、子供が親を介入せずに直接神様を求め、神様に信頼するようになることなのだなぁとつくづく思う。エミも、自分の上に置かれている主の御手を痛いほどに感じたことだろう。アクシデントの後に今度は見知らぬ町で道に迷い、心細かっただろうが、その分一層主の御臨在を感じたに違いない。

 それにしても、エミにとっても親である私たちにとっても、予想以上に良い経験になった。エミの運転も、自信を持つことは大切だけれど過信してはいけないし、こういったマイナーな事故の一つや二つはすることで、車の怖さを体で覚え、慎重な運転を学ぶものなのかもしれないし。

 主よ、すべてのことについて感謝します。口先だけでなく、本当に感謝します!

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