ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

RJC Midwest Conference

 昨日は、シカゴの北郊外でもたれたRJC Midwest Conferenceに行ってきた。RJCとは、Reaching Japanese for Christの略で、北米における日本人ミニストリーに重荷を持った人のための学び、ネットワークの場を提供する働き。日本で30年以上宣教して、アメリカに戻って来られた宣教師さんが始められたもので、今では全米数カ所でこういったカンファレンスを開くようになり、このネットワークにつながっている人たちは相当数にのぼるのではないかな。日本への元宣教師、現宣教師、宣教師ではないけれど日本に住んだことがあって日本人に重荷のある人、日本には行ったことがないけれど、周りに日本人がいるので日本人に重荷を持っている人… こんなに多くのアメリカ人が、日本人の魂のために祈り、宣教のために働いてくださっているのかと、大いに感動し、またへりくだらされた。
 メインスピーカーはオハイオの杉田先生で、先生ご自身が交換留学生としてアメリカに来られ、教会に行く機会がありながらも、食事を楽しむだけでメッセージはスルー、そのうちドラッグディーラーとなって日本人学生に薬物を売るようになり… しかし、ある日のメッセージで、ルカ13章のぶどう園の実をつけないいちじくの木の話で、そのいちじくの木は自分であると気づき、切り捨てられても当然の身でありながらも、番人が自分のためにぶどう園の主人にもう1年チャンスをくれと頼むところで、イエスがそうやって御父に自分のために懇願してくださっているのだとわかり、イエスを救い主として受け入れた…というお証や、北米で日本人に届こうとしている人たちへの励ましに満ちた力強いメッセージを語ってくださった。
 また、いくつもの分化会があり、その一つはミシガンのアンディ中嶋先生が、アメリカで知り合った日本人との関係で、「さよなら」を言う前に(=その人が帰国する前に)できること、言った後(帰国後)でできることに関してお分ちくださった。アメリカで教会に行くようになり、イエス様を信じて帰国することになっても、彼らが日本に帰った後でどのような問題に突き当たるのか、それをアメリカにいる側としてはどのように助けてあげることができるのか… そのうちの最も重要なポイントの一つが、日本の教会との連携。帰国後、その人が地域教会につながることができるように励まし、教会側とも連絡を取り合う、一時帰国の時に実家の近くに教会がないか事前調査をするよう励ます、などなど。十分に要約できていないけれど、すべてのメッセージ・分化会の録音は、いずれRJCのウェブサイトにアップされるそうなので興味のある方は、そちらをご参照ください。

 個人的にも、朝8時半から午後6時頃まで、いろんな人と会ってゆっくり話をしたり、挨拶をしてネットワーキングができたのは感謝だった。感激だったのは、日本の大学時代に一緒に聖研をしていたことのあるアメリカ人の人と、約27年ぶりに再会したこと。彼は当時日本の大学で日本語を勉強していて、その後宣教師として日本で15年以上牧会したそうだ。顔と名札の名前を見て、「もしかして、80年代初頭に△大学にいませんでしたか?」「いました」「私もそこにいたのです」「そのときの名字は?」「○×です」「○×さん! 覚えてるよ! バカ山で一緒に聖研したよねぇ?」「はい!」という具合…(笑) 
 また、16年ぶりで宣教師のジョイス・北野師に再会したこと。彼女は東京の大学を中心にアッセンブリーのキャンパスミニストリーをなさっているが、たまたま一時帰国中でアメリカに戻っているところで、このカンファレンスに来られたらしい。思いがけない再会に、二人とも涙。
 他にも、話すべき方たちとゆっくりお話ができたし(H沼先生、M理事、アンディ先生…)、愛する仲間たち(めぐんちゃん、lunaさん、ミシガンのツトムくん、masaさん…)とも楽しい交わりの時が持てたし、挨拶すべき方たち(W先生、Sさん…)にも挨拶できたし、何より、日本人宣教に長らくかかわっている方々からのお話は日本人である私にとっても教えられることが多く、非常に有意義な一日だった。
 ミッドウェストでRJCカンファレンスが開かれたのは今年が始めてだったが、1年かけてこの準備をしてくださった実行委員会の方たち、そしてその中心にずっといてくださった主に心から感謝。

ホーム日記ミルトスの木かげで(最新)