ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

みん、一人旅

 今日から日曜日まで、みんがプリンストンのエミを訪問している。今週はうちの学区の春休みなのだ。エミの大学の春休みはすでに終わっているけれど、学期中の方がキャンパスに人が多くていろんなイベントがあるから、かえってその方がいいよ、とのエミの言葉に甘えて、お世話になることになった。
 初めて一人で乗る飛行機。フライトそのものは大丈夫だろうけれど、問題は、Newarkの空港についてから大学に行くまで。エミは授業があるので迎えに行ってあげるわけにはいかず、「電車を乗り継いでくれば大丈夫だよ」と言われ、そうすることになった。私自身は空港から電車でどうやって大学まで行くのか知らず(というか、すっかり忘れた)、エミが細かい指示を書いてあらかじめメールで送ってくれていた。それを頼りに、見知らぬ土地で一人で電車に乗るみん。
 そろそろ目的地に到着してもいい頃なのに、エミからもみんからも連絡がないので、携帯にメールを送ってみると、「今、プリンストンに向かう電車の中。最初は間違えて逆方向のに乗っちゃったけど、慌てずに("I sustained myself")、ちゃんと乗り換えたよ」と返事。
 それを見た瞬間、つい「Oh, no!」と叫んだけれど、ちゃんと自分で対処して、慌てずに正しい電車に乗り換えられたというのは大変結構なこと。むしろ、最初から間違えずにやるよりも、これくらいある方がかえって本人の自信にもつながるだろう。
 現在翻訳中のBoundaries with Kidsにも、「失敗は成長のチャンス」とあったが、本当にその通り。誰だって、遅かれ早かれ何らかの失敗をするものだし、大切なのは失敗を避けることではなく、失敗したときにそこからどうリカバーし、そこから何を学ぶか、ということ。それに、「私は失敗しない」という自信よりも、「私は失敗してもリカバーできる」という自信がある方が、人間、はるかにいろんなことにチャレンジできる。
 それから1時間くらいして、「今エミと合流した。お天気も良くて、ナイス、ナイス」と携帯メール。二人が抱き合ってキャーキャー喜んでいる姿が目に浮かぶ。
 でも、エミは今週忙しそうだし、最初は喜んでも、そのうちみんが邪魔にならないといいんだけど…(苦笑)宿泊はエミの寮の部屋なので、3人のルームメイトたちにもrespectfulにして、いくら嬉しくても興奮して大騒ぎしないのよ、と出かける間際に念を押した。
 また、復活祭の日曜日には、プリンストン日本語教会にお世話になる。K先生にもくれぐれもよろしくお伝えしてね、「両親がよろしくと申しておりました」って言うのよ、と言うと、「リョ… リョ〜?」と頓狂な声をあげる。ささやかながらの手みやげも持たせ、「皆さんでお召し上がりください」って言うのよ、と言うと、「ミ、ミナ〜?」と全然ダメ。(苦笑) 英語でもいいから、ちゃんと礼儀正しく挨拶するのよ!

 それにしても、きっと一回り(か、せめて半回り?)成長して帰って来ることでしょう。可愛い子には旅をさせろって、ほんとだよね。(って、まだ成長して帰って来たところを確認してないから、どうなるかわからないけど!)

 主よ、どうぞみんをよろしくお願いいたします。

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