ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

夫の学生の卒業

 土曜日は、シカゴ大学の卒業式だった。ぼぼるパパが6年間指導してきた学生Aがついに博士号を取り、無事に卒業したため、夫も朝から博士ガウンとキャップを持って、出かけて行った。シカゴ大学では、一昨年までは学部別に卒業式をしていたが、去年から一緒に集まって行なうようになったそうで、時間は長くかかるようになり大変だけれど、式そのものの雰囲気は荘厳でとてもよくなったらしい。
 卒業生はみな、シカゴ大学のスクールカラーの入ったガウンを着るけれど、教授たちはそれぞれに自分が学位を取った大学のガウンを着るので、それがまた色とりどりで美しい。
 夜は、学生Aのご両親に招待され、私も一緒にシカゴ川沿いにあるステーキハウスに行ってきた。(こちら
 集まったのは総勢12人。AとAのガールフレンド、Aのご両親(離婚している)とそれぞれの再婚相手。Aのお父さんの再婚相手のご両親。Aのお母さんの友人夫妻。Aはユダヤ人で、ご両親は離婚していても、それぞれの再婚相手からその親までも一緒に仲がよく、いかにもユダヤ人家族の集まりだなぁと思った。
 まずAのお父様が立ち上がり、息子のために乾杯。次に、息子を6年間指導してくださった教授(ぼぼるパパのこと)のために乾杯。それから息子も立ち上がり、この6年間、自分を支えてくれた先生、家族、友人たちに感謝を込めて、乾杯。最後にぼぼるパパも立ち上がり、この6年間のAとの思い出を語り、彼の前途を祝して乾杯。和気あいあいとしていて、私もウルウルしてしまった。皆さん本当に良い人たちで、(AとAのガールフレンド以外は)初めて会ったという気がしなかった。
 私たちはAのお父さんとその再婚相手、そして彼女のご両親の近くに座ったのだけれど、このおじいちゃんとおばあちゃんがまた素晴らしい方たちだった。お二人とも80歳半ばで、結婚して62年半。とっても仲がむつまじく、実はその日が結婚22周年の記念日だった私と夫にとっては、このおじいちゃんたちと会えたこと自体がプレゼントのように感じられた。
 時代の生き証人である彼らからは、いろんな興味深いお話を伺った。このおじいちゃんのご両親はポーランドからアメリカに移住してきたそうで、おじいちゃんのお母さんは20人兄弟姉妹でそのうち16人がナチスに殺されたとか、お母さんには4人の息子がいたけれど、4人とも第二次世界大戦に送り出したとか… またこのご夫妻には孫がいないので、娘が再婚してAという孫ができて嬉しいとか… 
 とにかく、素敵な夜でした。写真を撮らなかったのが残念。

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