ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

みんの旅行

 みんたちが滞在しているちょうどその日にアテネでデモがあったり、途中でひどい発疹が出たり、想定外(!)のアクシデントに見舞われたギリシャ・イタリア旅行。それにもかかわらず、とても楽しい有意義な旅だったらしい。
 アテネでは、パルテノン神殿、アクロポリスはよかったけれど、街は汚いし、人々は怒っているし、食べ物も期待したほどではなかったしで、あまり良い印象ではなかったとのこと。
 一方イタリアは、ソレント、カプリ島とローマを訪れ、どこもかしこも素晴らしかったらしい。とても数日ずつでは回りきれず、いつか絶対にもう一度行く!と意気込んでいた。(「卒業旅行にはイタリアにお父さんと二人で行く!」と言うのだけれど、卒業旅行って、大学のですか? まさか高校のじゃないですよね? そんなにしょっちゅうヨーロッパ旅行に行かせてあげることはできませんよ…)
 今回の旅行は、美術の上級の授業を履修した子たちの修学旅行で、グループの半数以上が美術史を履修済み。おかげで、観るものどれも、じっくり味わうことができたそうだ。当然のことながら、教科書の写真で観るのと実物を観るのでは全然違う。圧倒されっぱなしだったという。イタリアは食べ物も美味しかったそうだし。
 観光だけでなく、一緒に行った子たちともすっかり仲良くなり(授業で一緒だっただけの子たちなので、旅行前はそれほど親しくなかった)、皆しっかりした良い子たちだったので、何から何まで楽しめた、と。
 後半、発疹が出てからは体中痒くて大変だったのに、みんも腐らずによく楽しんだと思う。「偉かったねぇ」と言うと、せっかくの旅行を、発疹ごときで文句を言って台無しにしたくなかったのだそうだ。それに、同じグループには、旅行に来る直前に足を骨折して添え木をつけている子や、頭をぶつけて数針縫い、糸をつけたまま旅行に参加している子もいたそうだ。(引率の先生も大変だ…)そういう子たちも体調の不調で不平を言うことなく、長距離歩くところもがんばって歩いている姿を見て、「私も痒みくらいで不平など言えない」と思ったのだとか。
 みんが興奮していろんな話をしてくれるのを聴きながら、わが子にこういう体験をさせてあげられて本当に嬉しく思った。
 それだけでなく、思いがけない神様からのプレゼントもあった。ホテルで同室だったスザンヌという子が、最近救われたばかりのクリスチャンだったのだ。スザンヌは以前は無神論者だったけれど、ボーイフレンドに誘われて教会に行き始め、高校生のキャンプに参加してそこで救われたのだそうだ。みんいわく、「クリスチャンホームに育ったわけでもなく、自分の意志で教会に行くようになってそこで救われて、救われたことをこんなに喜んでいる同年代の子に今まで会ったことがなかった」ので、みん自身もとても励まされ、刺激を受けたのだそうだ。スザンヌも、神様のこと、聖書のことをもっと知りたい、霊的な話しをもっとしたいと思うものの、ボーイフレンドとは今ひとつ信仰の話をするような雰囲気ではなかったため、この旅行でみんと仲良くなったことをとても喜んだそうだ。
 私たちが今行っている教会は少し離れた町にあるため、うちの子どもたちはそこのユースグループにはほとんど関わっていない。(エミは、免許を取って一人で教会に行けるようになってからは、SGなど積極的に参加していたけど。)ユースグループの他の子たちは、皆同じ高校に通っているのでとても仲良しだけれど、違う高校に通うみんは、ちょっと入っていけなかったらしい。それで、近所に住んでいる子たちとスモールグループを始めてはどうだろうかと、半年くらい前からみんと祈っていた。
 そこで今回スザンヌがクリスチャンだと知ったみんが、早速スモールグループの話を持ちかけたところ、彼女は、「私の祈りへの答えだ!」と大喜び。
 今後具体的にどう展開していくか分からないけれど、主が二人を励ましてくださり、一時の盛り上がりで終わることなく、スモールグループを実現させてくださいますように。

 神様が今回の旅行を、私たちの予想をはるかに越えて祝してくださったことに、心から感謝し主の御名をたたえます。

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