ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

9.11/渡辺謙 アメリカを行く

 オバマ大統領は今朝の9.11メモリアルセレモニーで、詩篇46篇全体を読み上げた。

 御言葉が国民の前で、全世界の前で、大統領によって読み上げられるのは素晴らしいと思うけれど、これが形だけでなく、アメリカの本当の祈り、告白となりますようにと願う。
 十年前にも思ったことだけれど、悪によって攻撃されたからといって、自動的に自分が善になるわけではない。神はアメリカの味方だ!と豪語する前に、へりくだり、悔い改め、私たちが神の側に行くべきではないだろうか。

 「やめよ。わたしこそ神であることを知れ」 

 これは神様がまさに今のアメリカに(そして日本や全世界に)、おっしゃっておられることではないかと思える。

 そして、今日は3.11からも6ヶ月め。私が震災直後に示された御言葉も、詩篇46篇だった。今もう一度、日本のことも思いながら、この箇所を読む。

神はわれらの避け所。また力。
苦しむとき、そこにある助け。
それゆえ、われらは恐れない。
たとい、地は変わり山々が海のまなかに移ろうとも。
たとえ、その水が立ち騒ぎ、あわだっても。
その水かさが増して山々が揺れ動いても。

……
やめよ。わたしこそ神であることを知れ
わたしは国々の間であがめられ、
地の上であがめられる。」
万軍の主はわれらとともにおられる。
ヤコブの神はわれらのとりでである。

Our Father in Heaven
Hallowed be They Name!
Thy Kingdom come.
Thy will be done in earth,
As it is in heaven.


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渡辺謙 アメリカを行く」

 パスターマックのブログで紹介されていたNHKのドキュメンタリー「渡辺謙 アメリカを行くー911 テロに立ち向かった日系人」、1時間以上の動画だけれども、観てみたら本当にとてもよかった。
 はてなダイアリーにはうまく埋め込めないので、リンクだけですが。これは観る価値ありです。
http://player.youku.com/player.php/sid/XMjk1MzEyNDA4/v.swf

9.11テロ発生後、アメリカで起きたのは、在米アラブ・イスラム系の人々への暴力や差別でした。こうした動きに心を痛め、厳然と異議を唱えたのが、日本にルーツを持つ、多くの日系アメリカ人でした。その中心となったのが、テロ発生当時、航空行政のトップである運輸長官だった日系二世のノーマン・ミネタさん(日本名・峯田良雄)。ミネタさんは、空港の荷物チェックなどの際、アラブ・イスラム系の人々に対する、人種による選別・差別の禁止を宣言します。この対応に、マスコミや政界からは批判が殺到、しかしミネタさんは、頑として自らの意志を貫きました。
さらに、たくさんの日系一般市民も、アラブ・イスラム教系の人たちを守ろうと独自に行動を始めました。
全く予想外のテロリストの攻撃にアメリカ中が動揺し混乱を極めていた時、日系人たちを奮い立たせたものとは、いったい何だったのでしょうか…。

ビデオの最後のほうで、日系とイスラム系の若者たちにノーマン・ミネタさんが語る言葉に、胸がいっぱいになった(ビデオの70分あたりから)。神の御名を出してアメリカの正義を訴え、悪と戦うと叫ぶブッシュ前大統領の言葉よりも、自分たちが受け継いできたものを互いに分かち合おう、互いに理解し合おうというこのノーマン・ミネタさんの言葉のほうが、ずっと神様の御国と共鳴しているように感じてしまうのは、私がどこかずれているのだろうか…?

ノーマン・ミネタ氏とは、日系アメリカ人として初めて、そして今のところ唯一、アメリカ政府の閣僚となった人。恥ずかしながら、こういう方がいらっしゃったとは、私は存じ上げなかった… (ミネタ氏のような政治家が、日本本国にも必要!)

私が夕べこの動画を一人で観ていたら、ちょうどそのとき、ぼぼるパパからメールが入った。曰く、「今夜、Kさんたち(ワシントンDCにいるパパの友人の日本人)と観たNHKスペシャルの番組がとても興味深かった。子どもたちにも観せたいから、DVDがないか、D(NHK勤務のパパの親友)に聞いてみる」。パパが送ってくれたリンク先をみたら、それが私が観ていたのと同じ番組で、びっくり。DVDがあるといいな。

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