ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

のんびりお正月

 アメリカは休日は元旦だけで、二日から仕事はじめですが、今年は日曜日に重なったので昨日は振り替え休日。今日から通常モードです。私はまだ子どもたちが家にいるので、もう一日お休みを引きずりましたが、それでも仕事はしました。高校は明日から、ケンの学校は、今年はなぜか始まるのが遅くて、来週からです。
 ぼぼるパパは今学期は例年通り、学部生向けの自然災害に関する授業を受け持ちます。300人近くの受講生のいるクラスで、TA(ティーチングアシスタント)だけで14人。TAミーティングがすでに授業のような様相? 今学期はほかに西海岸への出張と、京都での会議への出張も入っているので、大忙しです。せっかくの京都も、授業の合間を縫っていくのでゆっくりはできず、会議にだけ出たらトンボ帰りで戻ってきます。かわいそう。

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 今年のクリスマスとお正月は、去年同様、実にのんびりとくつろぎ、幸いなひとときを持つことができた。結婚して20年ちょっと、ようやくホリデーを楽しく過ごすコツがわかってきたのかもしれない。要は、手放すこと。そして、savor the moment、与えられたそのときを、そのままで十分に楽しむこと、なのかな…
 この年末は、かつてないほどに、新年の準備を特にしなかった。諸事情でミツワにおせち料理の材料の買い出しに行くのが大晦日の日になってしまったのと、礼拝をその後に行ったのとで、掃除だの料理だのしている時間がなくなってしまったのでした。
 教会から帰ってきて、その晩は年越しそばならぬ、年越しラーメンで夕飯を済ませ、9時近くになってから、ようやく伊達巻き作成に取りかかった。伊達巻きは、新婚当時はぼぼるパパのレパートリーで(あの頃は、おせち料理は二人で分担して作っていた)、はんぺんを裏ごし器で必死に裏ごしするのが大変だった。それで、いつの間にか作らなくなっていたのだけれど、今回は南カリフォルニアのM師匠のところで「ケンちゃんの伊達巻き」レシピが話題に上っていたのを拝見し、私も挑戦することに。ブレンダーでガーッとすればいいので、楽。ただし、両面を程よい焼き色に焼くのに技がいる。私が作っているのと同じ頃に南カリフォルニアで伊達巻き作りをなさっていたM師匠sanzarumom様とで、ツイッターで互いに実況中継しながら取り組めたので、とても楽しかった。(ただし、ツイートしているうちに焦がしたりとか!笑)で、私の伊達巻きはこれ。
 片面は焼け過ぎ、もう片面は焼きが足りないのがバレバレ。(笑)でも美味しかったです。
 そのあと、お煮染めも作ろうかな〜と一瞬考えたけど、もうリラックスしたかったので、ぼぼるパパと二人で、こたつにあたりながら「おくりびと(departures)」(英語字幕つき)を観た。今、ちょうどBoundaries in Marriageという結婚生活における境界線に関する本を翻訳していることもあり、主人公の夫婦関係に、心ひそかに突っ込みを入れていましたが(「そんな大切なことを奥さんに隠してたらダメだよ〜」とか)、でも山形の美しい風景や優しい音楽にホッとしたり、御遺体に触れるという、最初は汚らわしく思ったことでも、それが遺族に与えるポジティブなインパクトを見てだんだんと思いが変えられていく様子などに、素直に感動した。死生観という点では、自分がどこに向かって旅立っていくのか分からないままでは、心もとなかろうと思ったけれど…
 そんなわけで、掃除も料理もせず、愛する夫と二人でDVDを観ながら新年を迎えたのでした。
 この晩、みんとま〜やはそれぞれ友人の家で年越しパーティー。みんはお泊まりで、ま〜やは夜中過ぎに友達と一緒に帰宅。友達がうちに宿泊。ケンはクリスマスにもらったゲームをしたり、本を読んだり。
 元旦はのんびり起きて、ちょうど初デボーションが終わったところで香港にいるエミからスカイプが入った。スカイプでたっぷりおしゃべりした後は、ブランチ用のお雑煮作り。
 ま〜やと友達は少し遅く起きて来て、お雑煮だけじゃ足りないというので、ラーメンも作ってあげた。(笑) ブランチ後に、ようやくおせち料理作り開始。と言っても、ほんのちょっとだけだけど。今年は無理せず、かなり市販のものも買ったので。


 まずは紅白なます。それからお煮染め。ぼぼるパパのリクエストによるアジのたたき。(ミツワで買い物している最中、ふと気づくと彼がアジのおさしみのパックを握りしめて立っていて、「アジのたたきが食べたい」とつぶやいたので…笑)

右は、中に入っているのは市販のものばかりだけれど、器にご注目。ぼぼるパパが大学院生の頃に、おせち料理を入れるお重が欲しくて、自分で焼いた器です。本当は、二段重ねになります。サイズが小さいので、おせち料理を入れるには実はちょっと使い勝手が悪いのだけど。でも素敵でしょ。
 そんなわけで、本来ならお正月に主婦がのんびりするためのおせち料理なのに、いきなり元旦の朝から台所に立って料理していた私でした。でも、前の晩の夜中にキリキリしながら料理するより、ずっとよかった。夜になってから、みんなでおせちを囲みました。そして、二日の日中は、お約束通り、おせちの残りをつつきつつ、何も料理せずのんびり。夜になってからカレーうどんを作っただけ。(これも、ミツワで買ってきてあったもの。)
 今日は昼間は洗濯と翻訳をし、夕飯はすき焼きを作った。そんな三が日でした。^^

 そして、明日から本格的な日常(?)が始まるにあたり、昨年のお正月に祈ったものと同じ祈りを祈ります。

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