ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

Wake

 知人のwake(お通夜)に行ってきた。前の教会に行っていたときに、何年も同じバイブルスタディーグループだったおばあちゃん。80才だった。バレーボールやセラミックペインティングを楽しむ、背の高いバイタリティー溢れる素敵なおばあちゃんだった。とっても元気な方だったので、知らせを聞いたとき、信じられなかった。昨年9月に白血病になり、二度の化学療法を受けるも、体がもたなかったらしい。ご家族は、この年になるとたとえ治療しても治らない可能性の方が高かったので、辛い治療が長引かずに済んだのはよかったと思う、とおっしゃっていた。
 このコミュニティーに深く根ざしていた人だったので、wakeに訪れた人の数も半端ではなかっただろうと思う。私と夫が行ったときも、長蛇の列だった。前の教会の懐かしい面々もあって、たくさんハグした。「久しぶり!」「元気にしてる?」と立ち話にも花が咲いた。お通夜で「立ち話に花が咲いた」という言い方は不謹慎かもしれないけれど、キリスト教のwakeやお葬式は、希望があるからか、みんな普通に談笑している。
 
 ソロモンは、「祝宴の家に行くよりは、喪中の家に行くほうがよい。そこには、すべての人の終わりがあり、生きている者がそれを心に留めるようになるからだ」と言ったけれど、本当だなぁと思う。震災のことを考えても、私たちに明日のいのちの約束はされていないのだとつくづく思う。もちろん、だから刹那的に生きても同じというのでなく、今日すべきことを明日に延ばさないように、そして明日心配すればいいことを、先取りして今日心配しないように、月並みだけれど、一日一日をしっかり生きようと思わされた。ほんとに、月並みなんだけれどね…


 

ホーム日記ミルトスの木かげで(最新)