ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

みんの大学選び

 今週は何だか忙しかった。みんが、受かった大学二校を両方もう一度訪問して、それからどちらにするかを決めたいというので、慌ててNYとLA行きのフライトをそれぞれ予約した。まず月曜日の早朝から火曜日の夜中まで、ニューヨークへ行き、金曜日の早朝から土曜日はロサンゼルスに。もちろん一人で。今夜遅くにLAを発ち、明日の明け方シカゴに戻る予定。
 ニューヨークでは、友達がラガーディア空港まで迎えに来てくれて、彼女が二日間ホストしてくれた。この大学には応用心理学科があり、それがまさにみんのやりたいことに合致したプログラム。学科の教授の一人ともアポを取り、いろいろ話を聞いたらしい。学びの面では完璧!だったそうだが、ニューヨークの街中にある大学なので、暮らしやすいかどうかは疑問。一方、ロサンゼルスの大学は、キャンパスは広くて美しいし、スクールスピリットにも溢れているし、アメニティーからすると、まさに彼女の夢の大学らしい。ところが、こちらの大学は応用心理学科ではなく、普通の心理学科で、全米でもトップクラスなのだけれど、みんが学びたいと思っているようなことを扱うクラスがあるかどうかはわからないらしい。
 心を揺らがせながらニューヨークから戻ってきた彼女は、LAの大学を訪問して、心理学科の人と話してから決める、と。相当迷っている様子。
 ところが、LA出発の前日になって、NYに行ってきた疲れや、大切な決断をする上での緊張感や、一人で今度は西海岸まで出かけることの不安などが急に襲ってきたようで、「一人で行きたくない」とぐずり始めた。私もみんに任せっきりで、ほとんど何も考えていなかったので、急に不安になっているみんをみて、可哀想になってしまった。それで、直前で申し訳ないと思いつつも、思い切ってLA在住のM師匠にご相談したところ、M師匠は、即決で「私がアテンドします」と申し出てくださった。なんと感謝なことか!
 ベッドにもぐってメソメソしているみんに、「お母さんのお友達が、アテンドしてくれるっておっしゃってくださったよ」と言うと、みんは涙をぬぐい、ニコーーーっと、いかにも安心したような、嬉しそうな顔をした。大人なんだか子どもなんだか分からないね。ティーンというのは、そういうものなんだけど。
 そんなわけで、金曜日の朝は3時起床で、5時am発のフライトに乗り、アリゾナ州フィニックスで乗り換え、西海岸時間の朝9時過ぎにLA到着。そこにM師匠が迎えに来てくださり、少し観光をしてから、カリフォルニア名物のIn 'n Out Burgerというハンバーガー屋さんでランチ、そしてキャンパスまで送り届けてくださった。この日は、LAにしては珍しく、北風ピューピュー、雷ゴロゴロの大雨だったらしい。雨が降るとは想定外だったので、みんは傘も持ってなかったと思う。もしも彼女が一人だったら、大雨の中、荷物を持って、どれだけ途方に暮れただろうかと思うと、M師匠がただちに助けの手を伸べてくださったことが、本当にありがたかった。
 キャンパスの寮で一晩ぐっすり休んだみんからは、今朝いちばんに携帯メールが入り、「どちらの大学を選ぶべきか、ものすごく祈ってるの。お母さんも祈ってて!」と。しばらくすると、今度は電話がかかってきて、「緊張してる」と言う。「神様が明確に示してくださるように祈ってて!」
 そして、さらに一時間くらいするとまた電話がかかってきて、「N大学に行く」と。「え? もう決めたの? どうして?」びっくりして尋ねると、心理学科に行って話を聞いたところ、LAの大学では、みんがやりたいと思っているようなクラスはやはりなくて、はっきりと、「それだけやりたいことが分かっているなら、そういうコースのあるN大学に行ったほうがきっといいですよ」と言われたのだそうだ。明確に示してくださいと祈っていて、これ以上明確な答えがあるだろうか。みんは、神様が分かりやすく示してくださったと受け取り、NYの大学に決心したらしい。
 この後、M師匠が再びご連絡をくださり、帰りも空港まで送ってくださると言う。みんに時間があるなら、早めにピックアップして、観光にも連れていってくださるという。M師匠ご夫妻には、至れり尽くせりで良くしていただいて、何とお礼を申し上げたらいいのか…
 今し方、LAX(LAの空港)に到着したみんと電話で話した。搭乗券なくしたって…(汗)セキュリティーを通ったとき、多分忘れてきたのだと思う、と。まぁ、身分証明証があるから大丈夫だとは思うけど… あと一時間くらいしたら搭乗。神様がM師匠という助け手を送ってくださったおかげで、みんにとってとても充実したLA訪問となった。本当に、本当に感謝。

 今日は、ケンの方も朝7時から夜9時過ぎまで、ずっと行事が入っていて忙しかったのだけれど、そちらについてはまた後日。

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