ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

性格と霊的形成(1)NF

 うちの教会の霊的形成パスターは、昨年博士号を取ったのだけれど、その論文のテーマが「性格と祈り方」みたいなものだったらしい。人が霊的形成(あるいは神様に、と言ってもいい)にどのようにアプローチするかはその人の性格によって異なるし、どういうアプローチがフィットするかも、性格によって異なる。

 英語ですが、彼がブログで、何回かにわたりこのトピックについて書くらしいので、リンクします。

 
 彼の言う「性格」は、Keirsey-Bates temperament sorterという性格分析テストに基づくもので、これは、以前このブログでも話題にしたことのあるMyers-Briggs Type Indicator (MBTI)をもとにしています。

 MBTIについては、日本語ではこのサイトの説明がわかりやすいと思いました。このページに書いてあることをもとに、自分の性格がどのタイプになるのか、だいたい見当がつくと思います。

 Keirsey式は、まず4つの類型に分け、その中でさらに四つずつの性格タイプに分類されます。最終的な16タイプは、MBTIと同じです。(ただし、細かい解釈は異なる部分もあるみたい。)英語ですが、ここに各タイプの性格の説明があります。

-Keirsey式による4つの性格タイプの概略

 上でリンクしたパスターのブログ記事は、一回目はNFタイプの人に助けになるであろう霊的形成へのアプローチの仕方について書かれています。ちなみに、私はENFJなので、これが当てはまることになりますが、もちろん絶対ではなく、あくまでも参考までに…というところでしょうか。

 NFの性格タイプは、Keirseyによると、情熱的で、人間関係を大切にし、知恵を得ることを求め、成長志向。自分をさらによく知ろうと努力し、いつもより良い自分になるためにはどうしたらいいかを考えている。しかも、自分の成長だけでなく、他人の成長にも気を配り、純粋に、他の人たちの成長を助けたいと考えている。NFタイプは人と関わることが好きで、他の人をインスパイアし、その人が自分の最高のポテンシャルに到達するのを助けようとする。摩擦を好まず、意見が割れても共通点を見出そうとし、調和を求める。現実よりも理想を見る傾向にある。「理想家」。(こちら参照

 パスターCaseyによると…

  • NFの人は、時間を決めたりなど、きっちり形の決まった祈りをするのが苦手である場合が多いので、祈りの形式にこだわらず、ゆっくり時間を取って、まったりと(?)神様と会話をするような祈りを良しとするといい。(はちこより:私の祈り、すでにそんな感じです。笑)一方で、フィリス・ティックルのDivine Hoursのような、決めた時間に決められた祈りを祈る、といったものも取り入れて、バランスを取るのも有益。
  • 自分の思考をジャーナル(日記)などに書き留めるとよい。NFの人はいつも頭の中をいろんな考えが巡っているので(はちこより:はい、その通りです)、せっかく神様が語ろうとしておられる重要な洞察が、頭の中から出ることなく、そこで止まってしまいがち。そこで、静まって神様と語り合っているときに示された思い、洞察、疑問などを書き留めておくと、頭の中にごちゃごちゃに存在している様々な思考を整理することができ、そこから神様が語っておられることがよりはっきり見えてくるかもしれない。
  • NFの人は成長のために役立ちそうなリソースをいつも求めているが(はちこより:はい、これもその通りです)、あれもこれもと手あたり次第に手を出すのでなく、テーマを決めて、それに沿って学ぶようにするといい。たとえば、今月は祈りについて、とか。そしてそのテーマに沿って深めていき、神様に今の自分に必要なものは何か示していただくように祈る、など。
  • ほかの性格の人がやっていることから学ぶ。自分の性格に合った方法はあるが、ほかの性格の人がやっていることも時には試してみると、自分の魂のバランスを取るのによい。

 来週はSJタイプについてだそうです(更新はシカゴ時間水曜日)。(追記:更新されました。こちら

 自分のタイプを知るには、英語ですと、Keirseyによる診断テストがこちらにありますが、日本語では、上にもリンクしたこのページからも、見当をつけることができます。


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