ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

Because I want you to win

 アメリカの食器洗い機は容量がたっぷりで、6人分の食器も3食分くらいしっかり入る。これをボタン一つで一気に洗ってすすいで乾燥してくれるのだからありがたい。ところが、こんな無精なことを言うのも気が引けるが、きれいになった後の食器を出して、棚にしまうという作業が案外面倒だったりする。以前ぼぼる母がうちに来ていた時にも、「どうせならしまうところまで全部やってくれればいいのにねぇ」と言っていたが、実際ついそんなことを思ってしまう。
 この日の私も、面倒だなぁと思いつつ食器を片付けていた。何となく疲れていたせいもあり、ゆっくりゆっくり、コップやお皿などを食器洗い機から出して、ゆっくりゆっくり棚に戻していた。
 すると、そばで砂時計で遊んでいたケンスケ(4歳)がおもむろにこう言った。
 「この砂時計の砂が全部落ちる前に片づけ終わったら、ママの勝ちだよ!」
 子供は何でもゲームにしたがるものだ… あまり気にもとめず、「はいはい」と適当な返事をし、そのままゆっくりゆっくり片づけを続けた。ケンスケは初めのうちは「早くしないと砂が落ちちゃうよ! 頑張ってー!」と声援を送っていたが、一向に頑張ろうとしない私に、しばらくすると今度はこう言った。

 「I'll keep turning this sandglass over and over again until you finish putting plates away. (ママの片付けが全部終わるまでは、僕はこの砂時計を何度でもひっくり返すよ。)Because, I want you to win! (だって、ママに勝って欲しいから!)」

 その言葉に私はハッとなった。ケンスケを振り返ると、彼はニコニコと私を見つめ、もう一度同じ言葉を繰り返した。I'll keep turning this sandglass over and over again until you...
 その言葉に、哀歌3章の御言葉が心に浮んだ。

私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。
主のあわれみは尽きないからだ。
それは朝ごとに新しい。(哀歌3:22、23)

 神様も同じだ。いくら私たちがトロくてなかなか学ばない者でも、同じような失敗を何度も繰り返そうとも、神様は私たちを励ましながら、忍耐をもって見守っていてくださる。そして何度でもチャンスをくださる。ああ、もう駄目だ、今度こそおしまいだ、そう思って絶望しかけていても、神様はもう一度砂時計をひっくり返し、次のチャンスを与えて下さる。Because He wants us to win. He wants us to be winners. He wants us to have a victorious life!  こんなお方が他にいるだろうか。こんなにも忍耐と慈愛に満ち、私たちのいのちの回復と成長にお心を注ぎ、いつもいつも共にいてくださるお方が。

「あなたの真実は力強い。
 主こそ、私の受ける分です。」と
私のたましいは言う。
それゆえ、私は主を待ち望む。 (哀歌3:23、24)

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