ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

Live a life worthy of the calling

 シカゴで夜景を楽しみ、シカゴ名物のDeep Dish Pizzaを堪能してきた黒田摂JCFN総主事(せっちゃん)ご一行14名は1日夜中過ぎに中村家に到着。そのうち男の子6人は近所のホテルに宿泊し、女の子8人がここに泊まった。もう遅かったし、みんなアーバナの疲れもあったので、その晩は少しだけ話して、すぐに就寝。
 次の日は、ホテル泊の男の子たちも朝からうちに来て、簡単おせちとお雑煮で朝ご飯。お餅は、うちには餅つき器がないため、パン焼き器を使ってついてみました。まぁまぁうまくいった。お煮しめのコンニャクが人数分足りなくて、喧嘩(?)が勃発したらしい。(笑)何人かの子たちは再びシカゴの街に繰り出し、それ以外の子たちはうちでゆっくり。ケンスケとま〜やはお兄ちゃんお姉ちゃんたちが遊んでくれて、すごく嬉しそうだった。

 午後からはせっちゃんらと食料品の買い出しに出かけ、みんなでわーっ!と夕食の準備。前日から来ていた14人に加え、セントルイスから飛行機でシカゴに戻って来た4人がさらに合流し、中村家も合わせて20数名の晩餐会となった。食事の支度はみんなで手分けしてやったので早かったね。こういう時、我が家のオープンキッチンは大活躍です。ハンバーグを50個くらい焼いたりね。(笑)ほんとにみんな良く手伝ってくれた。料理する人だけでなく、使用済みのボウルやらまな板やらをどんどん洗ってくれる人がいたり、テーブルセッティングを手伝ってくれる人がいたり。(^^)
 食事の後は、賛美&証会。彼らはアーバナ大会中の日本人集会のために楽器やプロジェクターや音響機材も全部持って来ていたので、壁にプロジェクターで歌詞を映し出し、ギター二人、コンガ一人、キーボード一人の演奏と共に、みんなで主を賛美した。そしてアーバナ06で受けた恵みを分かち合い、互いのにために祈り合うひと時をもった。新年を、こうして賛美と証の言葉と祈りを主の御前に差し出すことから始めることができ、本当に感謝だった。
 私は個人的にも何人かの学生さんたちとお話をしたり祈ったりする時間が持てて、それも恵みだった。そして夜も更けて、みんなを寝かしつけたあと(?)、せっちゃんと二人きりでじーーーーっくり交わることができたのも、ものすごく感謝だった。午前2時半過ぎまで泣いたり笑ったりしながら話したり祈ったりしたので、今朝は二人とも目がぽってり腫れて大変な形相だった。(笑)

 今朝は、8時に一人を除いてみんなカリフォルニアへと旅立って行った。車を4台連ね、30時間のロードトリップ。運転を交代しつつ一日15時間ずつ走るらしい。道のりの安全が守られますように。天候が守られますように。みんな疲れがたまっているだろうけれど、体調も最後まで守られますように。帰る時、みんなが一人ずつ私のところに来て、「さちさん、ありがとう!楽しかった!」と大きなハグをくれたのがとても嬉しかった。

 皆が旅立った後、一人で静まって、祈りつつ夕べのせっちゃんとの会話に思いを巡らせていた。その中で、改めて今回のアーバナ大会のテーマでもあったLive a life worthy of the calling 「召されたあなたがたは、その召しにふさわしく歩みなさい」(エペソ4:1)が胸にせまってきた。今ものすごくいろんなことを(というより、一つのことを強く?)思わされていて、それはここに書くべきことではないので書かないけれど、とにかくLive a life worthy of the callingだけは書き留めておきたいと思って、今、これをしたためている。

 ところで、アーバナ開催中は、Urbana Today という十数頁に渡る新聞が毎日発行され、そこで前日のハイライトや大会のあちこちで起きている主の御業についての記事が掲載されたそうだ。これだけの新聞を大会開催中に毎日発行するなんて、すごい! 記者たちは多分、参加学生のボランティアだったんじゃないかな。素晴らしい。 最終日のUrbana Todayには、ある晩に日本人学生と韓国人学生の間に起きた、人間的に言えば「思いがけない」、霊的に言えば「聖霊の導きによる」、両国学生間の謝罪と和解の時の様子が書かれていた。英語オーケーの方は是非ご覧ください。次のPDFの14ページめに写真入りで掲載されています。
http://www.urbana.org/pdf/Urbana06_Urbana_Today_Dec31.pdf

 成り行きを簡単に説明すると、大会3日めの夜、日本人学生たちが賛美をしていたら、韓国人学生がそれを聞き、自分たちは楽器を用意して来なかったので、楽器を貸してもらえないかと頼みにきた。しかし、貸してしまうと日本人学生も演奏ができなくなってしまうため、次の日の晩の全体集会後、日韓合同の賛美集会を持とうということになった。韓国語、日本語、英語による祈りによって集会が始まり、日本人のワーシップチームのリードで賛美が始まったが、その途中、ワーシップリーダーのSくん(うちに泊まりに来た一人)が突然、戦時中に日本が韓国を占領したことについて謝罪をした。日本人学生からの謝罪に驚き、心打たれた韓国人学生たちは、今度は彼らがずっと日本人に対して憎しみを抱いていたことについて謝罪をした。たくさんの涙とたくさんのハグ。そして日韓の学生たちは少人数ずつに分かれて、互いに祈り合ったそうだ。
 実は1993年のアーバナ大会でも、日韓の学生の間で、同様の謝罪と和解の時が自発的に持たれたことがあった。あれから13年。聖霊が再びアーバナのこの機会を用いて、学生たちに語りかけ、彼らがそれに忠実に応答したこと、素晴らしいと思った。

 他にも書きたいことはいろいろあるけれど、今はとりあえずここまで。

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