ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

コーラス・ライン/私たちのただ中にもたらされる神の御国

 今日は、エミの演劇部の公演、ミュージカル『コーラス・ライン』の千秋楽だった。今週のエミは、毎日帰宅が夜10時過ぎ(朝は7時前に家を出る)、公演は木曜日に昼と夜(昼の公演は、コミュニティーの高齢者のために上演したらしい)、そして、金曜、土曜の夜の計4回。たっぷり二時間の長い舞台を、連日よくこなしたものだ。拍手、拍手。(しかもエミは、弦楽アンサンブルのコミュニティーサービスで、どこぞの朝食会で演奏するために、今朝は朝6時半にでかけている。)
 私たちは今日観に行って来たけど、いやー、すごかった。9月からずっとダンスの猛練習をしていたが、みんなよく頑張りました。普段は別にダンスをやっているわけでもない子たちが、2ヶ月の特訓でこれだけ踊ったんだからたいしたもんだ。歌に関しては、毎度のことながら、みんなとっても上手。
 毎年、秋のミュージカルは演劇部の一年間の公演のうち一番大掛かりなもので、立派なプログラムが作られる。キャスト一人一人について、略歴と挨拶の言葉も載る。たとえば、「今回の舞台に立ててとても嬉しく思っています。応援してくれた両親にも感謝します」みたいな。感動したことに、クリスチャンの子たちは、その挨拶の中でちゃんと神さまに栄光を帰していて、神さまへの感謝を表していたこと。なんとキャストの3分の1くらいはクリスチャンで、公立の高校なのに、みんなが臆せず自分の信仰を表明しているのは、素晴らしいことだと思った。
 キャストの約3分の1がクリスチャンということと関係あるかどうかはわからないけれど、昨日エミがこんなことを言っていた。連日の練習そして本番が始まってから、みんな体力もかなり限界に達しているけれど、だからこそ、みんな意識的に、お互いに対してナイスであるように心がけているんだ、と。疲れてくると、大人だってちょっとしたことでぶっきらぼうになったり、そのつもりはなくてもついキツイ言い方をしたり、それだけでその場の雰囲気が険悪になったりしがちだけれど、高校生達が、自主的に、疲れている時だからこそ意識的にお互いにナイスであるように心がけているなんて、大したものだ。
 活動そのものは直接信仰とは関係ないことであっても、そこにクリスチャンが加わるとき、神の御国が流れ込む。5年前、セキュラーな(世俗の)音楽業界でプロのトランペッターとして働いているクリスチャン、ラウル・ド・オリベイラ氏の話を聞いた時のことを思い出した。その時の日記から引用。

 ラウルさんは普段はセキュラーな音楽業界でプロとして働いておられるけれども、クリスチャンミュージシャンとして、そのことに葛藤を覚えることはありませんか?という質問に対する彼の答えに私は脱帽した。彼はこんなような答えをしてくれた。
「…(前略)…私が主の主権に服し、私の言葉や行いが主の表現であれば、そこには平安と安息が満ち、調和がもたらされます。もちろんそれは神の恵みによります。そしてそこには神の祝福があるようになります。 …(中略)… どこにいようとも御霊の力づけによって、私たちはあらゆる状況において権威を帯びることができ、嵐や争いを鎮めることができます。私たちはさらに大きなわざをなすであろうという約束をいただいています。そこでどんな状況に置かれようとも、私たちがこの世に関わるとき、この世は光を見ることができ、彼らは光のもとに来ることができるのです。私が加わることで、その場に神の御臨在がもたらされるのです。…(後略)…」
 要するに、私たちがいつでも神の御臨在のなかにとどまり、この地上においてもイエスを王とし、主の愛の律法に従って歩んでいるのなら、私たちはどこで誰と何をしていようとも、そこはもはやセキュラーな場所ではなく神の御国になるのだ、ということだと私は理解した。セキュラーな場所にいると(職場でも人間関係でも)、どうやって自分の信仰を守ろうか、という受け身な態度になってしまうことが多いと思うが、ラウルさんの言葉に私は目を覚まされた思いだった。

 主よ、クリスチャンの高校生たち一人一人の信仰を、あなたが一層強め、彼女たちのコミュニティーの中であなたの光を反射させるものとして、これからも用い続けてください。あの子たちが、世に影響されてしまうのでなく、世に影響を与えることのできるものとなりますように。あなたがいつも彼らと共におられることを感謝します。
 そして、子供たちだけでなく、私たちもまた、行く所どこででも、あなたの御国をもたらす者となれますように。

追記:今、エミが帰ってきた(23:40)。さすがに疲れて、ブスッとしていた。(苦笑)

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