ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

リンダ(仮名)その後

 昨日、嬉しかったことの一つに、リンダの息子さんに会えたことがあった。(リンダについての以前の日記)リンダは、今の教会に行くようになって最初に知り合った友人の一人。彼女は、夫の家庭内暴力に悩まされ、うつになり、自殺未遂をして、病院からこの教会のサポートグループ(CR)を紹介されて、こちらに来るようになった。出会ったばかりの頃の彼女は泣いてばかりいた。彼女はクリスチャンだったけど、それでも何年にもわたる夫のDVで、心も身体も傷つき、心が萎縮していた。ご主人は、バッファローのような巨体で、さんざん彼女や子供たちをなぐったあと、靴や上着やお財布をかくして、逃げ出せないようにするのだそうだ。そういう夫と一緒に暮らすって、どんなに恐ろしいことだろう。
 でも、グループに来続けるうちに、彼女の表情は日増しに変わり、どんどん生気を取り戻しているのがわかった。
 ある時、彼女の息子さん(20代半ば過ぎ)のために一緒に祈ったことがあった。息子さんは父親の暴力から逃げ出すために家を出て、行方不明になっていた。どこで何をしているのか、生きているのか死んでいるのか、それもわからないまま、数年になるとのことだった。
 リンダは昨日、その息子さんを連れて来たのだ。去年の夏、4年ぶりに居所がわかったそうだ。そして去年の11月には、ご主人がついに逮捕され、現在、離婚調停中らしい。息子さんは、日本にいればすぐにどこかの相撲部屋からスカウトされそうな体格の良い青年だったが、その彼が怯えるほどにお父さんはもっと巨体で、暴力がひどかったのかと思ったら、心が痛んだ。でも、昨日の彼の表情はさわやかで、明るく、人懐っこい感じがした。主の癒しが始まっているのを感じた。

 私たちの祈りに応えてくださる主の真実をひしひしと感じる。

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