ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

VBSで学んだこと(+動画)

 夕べでVBSが終わった。身体はどーーーっと疲れているけれど、気持ちはとても満たされている。
 最終日は子供の家族も招かれ、この3日間で子供たちが何をし、何を学んだかを分かち合い、最後には十字架のメッセージも語られた。
 また、ケニヤでの子供ミニストリー(ナイロビのスラム街に住んでいる子供たちのために全寮制の学校を作ってそこで子供たちを世話する等)のために、今週のVBSを通して子供と大人が捧げた額は、全部で2万ドル弱! うちの教会がサポートしているCMFインターナショナルの宣教師さんが、VBSの期間中毎日子供たちにアフリカでの宣教についてお話してくださったのだけれど、最終日には、みんなの前でこの宣教師さんに2万ドル弱の小切手をお渡しすることができた。私たち家族もCMFインターナショナルを通してナイロビに住むジョンという男の子をサポートしていて、時々手紙のやりとりもあるので、今回捧げたものがジョンたちのために用いられるのだと思ったら一層感謝だった。
 さて、ワーシップの様子を一部ぼぼるパパに録画してもらったので、お分ちします。

客観的に見て、改めて、我ながらよくやったなぁという感じ。主と主が愛する子供たちのためでなければ、この年になって絶対こんなことしないよねー。だけどとても楽しかったし、総勢29人のワーシップチームは素晴らしく、一緒に奉仕する中でたくさんの祝福を受けた。特にリーダーのキャロルという女性に私はすっかり感服してしまった。まさにリーダーとしての品性と技能を併せ持ち、メンバー一人ひとりへの配慮も細やかだし、事務的なことも非常によくオーガナイズされていてこちらも従いやすいし、何よりも、彼女のジーザスへの愛とコミットメントが彼女の言葉や行動の端々からビンビンに伝わってくる。
 たとえば、私たちの役目は集会の最初と最後でワーシップをリードすることで、途中の時間は比較的空いていた。ゆっくり食事をし(食事班がいて、奉仕者のために毎晩素晴らしい食事を用意してくれていた)、テーブルを囲んで交わったあと、キャロルが「裏方で奉仕してくれている人たちのところに行って、感謝の歌を歌おう!」と発案。私たちは連れ立って、キッチンや救護班やホールのいたるところで警備しているセキュリティーの人たちや、サウンドブースにいる技術班や、とにかくいろんな人たちのところに行って感謝の歌を歌った。私たちが感謝を表明した人の中に、高齢のおじいさんがいて、彼は期間中、ずっと通路の一カ所に座っていて、不審な人が通らないよう見張ってくれていた。そのおじいさんは、涙を流して喜んでくれた。
 感謝表明をしていたのは私たちだけじゃない。スナック担当の人たちは、毎日奉仕者のためにも小さなおやつの袋を用意してくれた。その中には、キャンディーが数個と感謝のカードが入っていて、それを毎日奉仕者一人一人に配って歩いていたのだ。私はその心遣いにも感動してしまった。
 共に主に仕えていることを喜びつつ、互いの奉仕を「当たり前」のことと見なすのではなく、感謝し合うこと… 一つ一つの行為は些細なことなんだけれど、それが互いの間で自由にやり取りされているのを見て、あぁ、愛ってこういうことなんだなと思ってしまった。大きな教会だからVBSの規模も大きいけれど、この教会を素晴らしい場所にしているのは、集まる人数とか捧げる金額とか、そういうところにあるんじゃなくて、人目につかないところでなされているたくさんのささやかな愛の行為にあるんだろうな… 一人一人が建物を築くブロックであるなら、そういったささやかな愛と感謝の行為はブロックをつなぐモルタル。モルタルによってそれぞれのブロックが固く結び合わされているから、土台もしっかりするし、大きな建物を築くことができる… 不思議なことかもしれないけれど、今回初めて体験したこんなに規模の大きいVBSで、私が一番学んだことは、ごく小さな、ささやかな愛の行為の大切さだった。私はそこに、キリストを見た。

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