ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

ヒルマン監督の講演会

 行って来ました、トレイ・ヒルマン監督(カンザスシティー・ロイヤルズ)の講演会! 試合が今夜あるので、講演会は朝の9時から。10時に終わると、監督はすぐに球場へ向かうというお忙しいスケジュールの中、こうして日本人に主を証しするために、わざわざ時間を作ってくださり、本当に感謝。 私も、一時間あまりかけて一人で頑張って運転して行った甲斐がありました。
 ポスターで拝見した感じでは、ちょっと可愛らしい感じのお顔かなと思っていたが、実物のヒルマン監督は、声が低くて渋くて貫禄があってカッコイイ! 私は前の方に座っていたので、監督からほんの数メートルの至近距離からお話を伺うことができた!(ミーハーですみません。)でも、お姿のかっこ良さもさることながら、彼の精神のかっこ良さにしびれましたね。監督という、人を指導する立場にある方らしく、ブレのない、一本筋の通った権威と貫禄、同時に優しさと包容力を感じた。こういう人がボスだったら、選手たちがついてくるのも納得だと思った。
 彼は選手を指導するにあたって、まずは信頼関係を築くことを重視したと言っていた。また、低迷していたチームを成長させるにあたり、選手たちができることとできないことを見極め、できないことを無理やりやらせるのでなく、できることを少しずつ積み上げさせて、本人たちにも数字として自分たちが達成できたことがわかるようにした、みたいなことを言っていた。
 選手たちは、だいたい1〜3年契約でチームに入ってくる。その中で、成果をあげられない選手は契約が更新されずに放出されていく。長い監督生活の中で、ヒルマン監督は選手のクビを切るという嫌な役割を何度も担ってきたそうだ。それでも、彼がクビを切った選手たちともその後も交流はあり、彼らは皆、野球それ自体よりも、チームの仲間たちとのcomradery(仲間意識)が恋しいと言うのだそうだ。それは、ヒルマン監督が選手たちに野球の結果を出すよう求めるだけでなく、それ以上にチームの人間関係にも気を配っていたことの現れだろうと思った。う〜ん、素晴らしい。彼もまた、リーダーとしての「心」と「技能」を兼ね備えた人物なんだね。
 そしてそのリーダーとしての品性と技能は、まさに彼の信仰から流れ出してきているのだということも、お話を聞きながらよく伝わってきた。低迷しているチームを生まれ変わらせるとか、メディアからのプレッシャーとか、愚かな自分は一歩間違えればつい野球のことばかり、また自分のことばかり考えてしまうと監督はおっしゃった。しかしそのような中でも、まず「神の国とその義を第一に求め」、聖霊によって導かれ用いられることを常に祈り求めること… そして、神様が神様のタイミングでそのような機会を与えてくださる時には、恐れが自分の心に忍び込むことを許さず、その機会に飛び込んでいく。そして、神様が約束してくださっている信仰と希望と愛に目を留め続ける…
 ヒルマン監督は、今年からカンザスシティー・ロイヤルズの監督に就任された。ウィキペディアによると、このチームもまた相当冴えないみたい。

2000年以降、チーム状況はより深刻なものとなる。2002年には初めてシーズン100敗(62勝)を記録し、シーズン中に監督が2人も交代する事態となった。2003年こそ勝率5割を上回ったが、2004年から2006年にも3年連続でシーズン100敗を記録し、いずれも断トツの最下位でシーズンを終えた。2007年はアレックス・ゴードン、ビリー・バトラーといった若手選手の奮起もあり、4年連続のシーズン100敗こそ回避したものの、69勝93敗で4年連続の最下位となった。2008年からは北海道日本ハムファイターズで監督経験のあるトレイ・ヒルマンが指揮を執る。

 4年連続最下位だって! でも、ヒルマン監督のもとで今後どんな活躍を見せてくれるのか楽しみだ! 野球にはあまり縁のない私だけど、少し興味が出ててきたヨ。監督に今与えられているチャレンジって、すごく大きいと思う。だけど彼は恐れていない。これは自分のことではなく、神のことだと言い切る。It's not about me, but all about God. アーメン!

 今日売っていたヒルマン監督の本です。

ターニングポイント トレイ・ヒルマンが強い理由

ターニングポイント トレイ・ヒルマンが強い理由

 小冊子を立派にしたような感じの読みやすい本でプレゼントにもピッタリ。彼のストレートなメッセージは、クリスチャン・ノンクリスチャンを関わらず、チャレンジと励まし、そして神に希望を置くことの素晴らしさを教えてくれるだろう。大きな字で100頁ほどの簡単に読める本だけど、内容は濃い。信仰者として、監督として、父親として、彼のインテグリティーのある一つ一つの決断の上に注がれる神様の大いなる祝福に心が震える。
 さらに、本書のおしまいの方にあった「時には、自分が何を目指して生きているのか、どんなふうに生きていきたいのか、何を思って死ぬのか、意識してみるべきなのではないだろうか」というヒルマン監督の言葉は、『ゲノムと聖書 科学者〈神〉について考える』の中でコリンズ博士が読者に提起しているチャレンジと全く同じなのに驚いた。やはり、こういう意識を持って毎日を生きている人というのは、輝きが違うのだなぁ。ただ輝いているだけでなく、先にも書いたように、一本筋が通っていて、ブレがないのだ。

 さて、講演会の後は、今夜シカゴであるロイヤルズの試合のチケット6組の抽選会。そして私の左隣に座っていたシカゴJCFNのKさんが、そのうち一組を見事当てた! 彼の番号が呼ばれた時、彼は黙って座っているので、私が隣で「Kさん、当たった、当たった!」と彼の肩をポンポン叩き、彼は小さな声で「ウレシイ…」 チケットは二枚あったので、私の右隣に座っていたあっきぃがKさんと一緒に行くことに。チケットを見たKさん、「すごくいい席だよ! 前から四列め!」 良かったね〜、二人とも! 楽しんで来てね〜!

 それからもう一つ、このことも書き留めておかなくては。片道1時間あまりの高速道路の運転を、一人でやり遂げたぞ〜! 事前に地図をプリントアウトし、道順をみっちり予習。(っていうほど複雑なルートでもないんですけどね。)行きは問題なく目的地に到着。
 ところが帰り道で思いがけない事態に。高速道路に乗る予定だった入り口が、なんと工事で閉まっていた。高速に乗ってしまえばあとは一本だからと思って、乗るまでのところの地図しか持っていなかった私はボーゼン。とにかく車を停められる場所に停めて、あっきぃの携帯にSOSの電話を入れた。事情を説明して、次の最寄りの高速の入り口までの道順を教えてもらう。ああ、主にある家族は本当に頼りになる! ぼぼるパパにも電話して、地図で私の現在位置を確認してもらい、もう一度高速の入り口までの道順を復習。(そこまでやらないと不安な私… なにしろ、初めての土地だし。)それから祈りつつ再出発。感謝なことに、そこからは何の問題もなく帰って来る事ができた。ハレルヤ!

 そんなわけで、今日は非常に充実した半日を過ごしたのでありました。

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