ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

高校初日/育児考

 今日からエミとみんの高校の新学期が始まった。二人ともちゃんと朝5時半頃に起きて準備。エミは夕べから自分でランチも用意していた。みんの分は私が今朝サンドイッチを作った。
 エミにとっては最終学年の始まり。みんにとってはこれから4年間の高校生活の始まり。夕べはぼぼるパパと二人で子供たちの新学期のために特別に祈った。今朝は私と娘二人とで一緒に祈るつもりだったのに、二人とも結局ギリギリまでばたばたしていて、祈る時間がなく、二人が出かけてから私一人で祈った。うう…
 思えばエミの時は、私はアメリカの高校生活がどんなものか、まったく予想もつかないままにポンと送り出してしまっていた。エミは自分で情報を集め、自分で高校生活を切り開いていった。一方みんは、高校生活を有意義に過ごすためのアドバイスを、いろいろエミから受けている。
 今朝は、エミが運転する車で、みんと近所に住むみんの友人と3人ででかけていった。エミもシニアの貫禄だね。だけど通学時間は道路が混雑するし、一カ所左折しないといけない交差点があるので、ちゃんと無事に学校まで到着しますように… 
 みんは、夏の間、サマースクールを取っていたので最初の一ヶ月半はずっと忙しかった。そのせいもあってか、サマースクールが終わると連日遊びほうけていて、昨日もギリギリまで音楽(宇多田ヒカル)を聴きながらパソコンをいじっていた。今日からの新学期の備えはちゃんとできているのだろうかといぶかっていたのだが、案の定、今朝出発する直前になって「学生証がない!」と騒ぎ始め、結局見つからないままに出かけていった。初日からディーン(学生部長)のブラックリストに乗っちゃったらどうするよ…
 エミは慎重で考え深く、わりときっちりプランを立ててそれを遂行するタイプ(時にちょっと堅物すぎるきらいあり)だけど、みんはとにかくfree-spirited でlaid backで、伸びやかで良いとも言えるが、やはりもうちょっとストラクチャーが必要だ。
 エミは機能面では申し分がなかったものの、人間関係は不器用で、高校生活はそれでかなり苦労した部分もあったが、この3年で随分成長した。一方みんは、人間関係の築き方は天才的(?)だけれど、いかんせん機能面が弱い。みんにとっては、そっちの方面が高校生活での課題かな。平たく言えば、マンガばっかり描いているのは止めて欲しい。もうちょっと生活に優先順位をつけて、自分で自分を律せるようにならないといかんよ。(そういえば、この夏、みんは自分の部屋の壁のペンキを一人で塗り直し、壁をキャンバスにして絵を描いたりした。そういうことにはすごい行動力と情熱を見せるんだよね…)
 ああ、もう7時半を回った。彼女たちが家を出たのが7時5分だったから、電話が鳴らないということは、無事に学校についたのでしょう…

 この一年間は、私の育児生活の中で、一番忙しく、一番チャレンジングなものになると思う。エミにとってはいよいよ親元を離れる前の最後の準備期間だし、みんにとっては高校生活が軌道に乗り、どれだけ実り多いものになるかの基礎作りをする年だし、ま〜やもプレティーンとして、いろんな面でこの時期が一番肝心だと思われる。先日ウィロークリークに行った時、メッセージとは関係ない部分でとても心に残ったことがあった。それは、ハイベルズ牧師が礼拝後に持たれる中学生ミニストリー奉仕者ミーティングについてアナウンスをしている時、「子供の中で、一番扱いが難しく、また、かなめなのは中学生です」と言っていたこと。それを聞いて、ああ、本当にその通りだな、と思った。それぞれの年齢でそれなりに難しいことはあるけれど、中学生(6〜8年生)というのが、その子が将来どんな大人に育っていくのかを一番左右する年代ではないかと思う。親との関係とか、信仰のこととか、子供が自分の将来について持つOutlookとか、そういったことは、ちょうど思春期にさしかかるこの年齢のうちに、子供がどういう世界観を築いていくのかにかかっている気がする。特にアメリカの6年生というのは、それまで小学生のお子ちゃまだったのが、憧れの大人である「ティーン」の世界(!)に一歩大きく近づく独特の年代なのだ。この時期に健全な方向に向かっていけば、後は随分楽だと思う。エミやみんの経験から、そう思う。だから、エミやみんも重要な時期にいるけれど、ま〜やのことにもしっかり気を配り、丁寧に育てなくてはと思わされている。
 ケンは、今年はまだそんなに大変ではないだろうが、親として、もちろんケンのためにもベストを尽くすつもり。何事もそうだけど、育児というのも、とにかく毎日の積み重ね。すぐに結果の見えないことも多いけれど、今日やっていることが明日へ、今年やっていることが来年へと着実につながっていくのだと思う。


 ああ主よ、このしもべが、あなたに忠実に、この大切な役割を担っていくことができますように。
 あなたの愛と知恵と忍耐と洞察で、この愚かな母親を満たしてください。 
 失敗の多い者です。あなたの憐れみでそれらを覆い、失敗の一つ一つを贖ってください。

ホーム日記ミルトスの木かげで(最新)