ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

立ち返って静かにすれば

 ケンが学校の宿題で、Brown Recluse Spider(ドクイトグモ)について調べた。小さなイエグモだけれど、タランチュラよりもすごい猛毒を持つらしい。噛まれたときはほとんど痛まないので気づきもしないが、数時間後に患部が腫れ出し、数日のうちにはとんでもないことになる。どうとんでもないかは、Brown Recluse Spiderでグーグルのイメージ検索をすると、恐い写真がたくさん出てくる。(あまりにも恐いので、リンクはしませんが…。)ドクイトグモは、幸い日本にはいないらしい。でも、アメリカは中西部にもいるそうで、かなりコワイ。

 宿題の一部は、自分が調べたクモの模型をつくるというもの。工作が得意なケンには嬉しい課題。週末に紙粘土を買ってきて、クモの体をつくり、竹ひごと針金で足を作った。夕べは仕上げで、足を胴体にくっつけるはずだったが、なぜかケンが思っていたようにはくっつかない。締め切りは翌日。焦ったケンは、珍しく苛立ちのこもった泣き声をあげた。「足がつかないよ!明日が締め切りなのに!!」加えて、プラスチックの輪とリボンを使ってクモの巣の模型も作ろうとしていたのに、リボンがすべってうまくいかないらしく、かなり苛立つケン。
 エポキシ樹脂(ボンド)を使っていたが、混ぜ方が悪いのか何なのか、うまく固まらない。そこでパパの登場。ホットグルーガンを使ってみたら?と助言する。私も、リボンの代わりに毛糸を厚紙に貼付けてみたら?とアイディアを出す。そして苛立って泣いているケンをギュッと抱きしめ、「大丈夫。Mom and Dad are here to help you. You are not alone. You can do it!」と耳元でささやいた。うなずくケン。パパに手伝ってもらいながら、もう一度足を胴体にくっつける作業に取り組み始めた。
 そしてしばらくすると、「ママー!ちょっと手伝ってくれる?」と呼ぶ声。「どれどれ」「クモの巣を作るのに、毛糸をこういうふうに通したいんだけど、うまくいかなくて」 見ると、厚紙を直径20センチくらいのリング状にくりぬいたものに、毛糸が放射線状に貼付けてある。そこに今度は、横糸をわたそうとしているらしい。ほほう、なかなかリアルではないか。私はもっと単純に、厚紙の上に、毛糸をクモの巣の形にボンドで貼付ければいいのでは、と思っていたのだが、ケンの考えはそれより先を行っていた。
 「糸がすべらないように、結びながらやってみたらいいんじゃない?」そう言いながら二人で作業。ケンは作業しながらも、「ママ、毛糸を出してきてくれてありがとう。今度はうまくいきそうだよ。手伝ってくれてありがとう」と言う。

 そして出来上がったものがコレ!

 一度は苛立って泣き出しながらも、よく頑張りました。(^^)
 何だか、この御言葉を思い出した。

神である主、イスラエルの聖なる方は、こう仰せられる。「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。」イザヤ30:15

 この地上での親子関係でケンが体験することが、これから先、ケンと父なる神様との関係に影響していくと思う。(ケンの中での神様に対するイメージとか。)だから、親の側もそれを意識しつつ、神様が私たちを取り扱ってくださるようなやり方で、子供に接することができれば、と願う。
 そして、私自身も、何か思いどおりにいかないことがあっても、不安に押しつぶされるようなことがあっても、パニックしないで、天のお父様に抱きしめてもらって、神様が与えてくださる導きを信じて、一歩一歩踏み出したい。
(ところが、イスラエルの民の場合は、「しかし、あなたがたは、これを望まなかった」なんだよね… これもまた身につまされる…)

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