ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

ウガンダ

 ビデオ「トランスフォーメーション2」にも収録されていたので、覚えている人もいるかもしれない。ウガンダでは10年くらい前だったか、リバイバルが起こり、国全体がキリスト教国となった。そして、エイズも次々と癒され、世界初のエイズ患者減少国となった。
 そのウガンダで、今とんでもないことが起きている。国会に反同性愛法案が提出され、当初の法案では同性愛者は死刑や終身刑になったり、同性愛者を知っている人は通報の義務が課せられ、通報しなかったらその人も罪に問われたり…といった内容が盛り込まれていたらしい。(昨日の時点で、死刑や終身刑は法案から落とされ、代わりに同性愛者は矯正プログラムに送られるという案に差し替わったらしいが…)あまりにも常軌を逸しているように見えるが、なんとそれは、アメリカのキリスト教の影響だというではないですか。
 それを知ったリック・ウォレン師は、ただちにウガンダの牧師たち宛にビデオレターを送った。

(このビデオレターの文面はこちら

 ウォレン師が慌ててこのようなレターを送ったのは無理もない。一体、どこで何がズレたらこういう事になってしまうのか。ウガンダのクリスチャンたちは、この法案が主の御前に喜ばれるものだと、自分たちではそう信じていたのだろうが… また、これが本当にアメリカのキリスト教の影響であるなら、アメリカのクリスチャンたちは、自分たちが他国のクリスチャンにどんな姿を見せ、どんなメッセージを伝えているのか、我が身を振り返る必要があるかもしれない。私たちが意識しないうちに伝えていることが、キリストの愛、キリストご自身ではなく、どこかズレた考えに基づいた律法主義であるとしたら、なんと悲しく悲惨なことだろう。

 そして、今回のことはとても極端だけれど、似たようなことは、実は私たちの身近でも結構起きているかもしれない… たとえば、クリスチャンホームで、親はキリストの愛を教えているつもりでも、子供は親の姿から何を見て、何を学んでいるだろうか。自分の中の小さなズレやひずみが、自分が影響力を持つ相手の中に何倍にも拡大されて出てしまうことは、確かにあるように思う。親として、改めて責任の重さを思った。

追記:この法案の採決は、2週間以内に行われると聞きました。キリストの愛にそぐわない法案が通ってしまうことがないように、祈ります。みなさんも導かれましたたら、ぜひ共にお祈りください。


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