ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

MEMO:The End of Reformed Old Testament Scholars?

 13日の記事に、以下の追記をしました。 多分このブログを読んでくださっている大多数の方には、あまり興味のない話題かと思いますが、私としてはとても大切なことだと思うので、自分のための記録としてメモしています。
 この追記の情報元は、JesusCreedのこの記事です。

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4月13日 ウォルトキー博士の件、アップデート

追記:このブログ記事も同じ問題について触れているのでリンクしておきます。

 このブログの主はマイケル・バードというオーストラリア人の神学者です。このブログでは、Peter Enns師が旧約聖書の解釈の問題でウェストミンスター神学校から解雇された件や、Tremper Longman師がアダムが実在した歴史的な人間ではなかったのではと発言したこと(そのビデオはこちら)で、改革派の神学校をクビになった件についても言及されています。さらに、このブログではおなじみの(?)、ジョン・ウォルトン師の本に、改革派の神学者から痛烈な批判が出ている件も。

 私は神学者ではないので、これらの流れについてまとまった発言をすることはとうていできませんが、アメリカのキリスト教神学界で今、起こるべきことがようやく起こり始めているような気がします。以前から私もこのブログなどで何度か触れてきていますが、進化論の問題ほか、アメリカのキリスト教で「当然」「聖書的」と思われていることには、実は「聖書的」というより、アメリカ文化に根ざしたアメリカ独特のものがいくらかまざっているようです。北米以外の神学者から、その指摘がされているのを最近よく目にします。

 フランシス・コリンズ博士のような、神学者ではなく科学者が、こういった発言をしているうちはまだ米キリスト教界もそれほど揺るがなかったようですが、今や、著名な神学者たち(特に旧約学)の間から、有神論的進化論を支持する発言や、アダムが歴史上に存在した人間だったかを疑問視するような声が上がり始め、様相が変わってきたようです。

 これらの論争は、すぐには決着はつかないでしょうし、多くの痛みも伴うでしょう。しかしミシガン大学のRJS博士がJesusCreedの記事で言っていたように、成長には痛みがつきもの。このプロセスを主が助けてくださることを祈っています。

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 「のらくら者の日記」でも、バード師の同じブログ記事について言及されているようです。

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追記:上で言及した「のらくら者の日記」様より、この記事にリンクバックをいただきました。嬉しいことに、4月16日の記事で、大谷順彦先生の『進化をめぐる科学と信仰』を紹介しておられます。大谷先生のこの本も、このブログで何度か言及してきました。もっとも、実はこの本は私には難しくて、最後まで読み終えられなかったのですが…汗 (夫の方は、ちゃんと読んで、励まされていたようです。)『ゲノムと聖書』が出たときも、大谷先生に献本したくて、出版社さんから連絡先を探していただいたのですが、今どこにおられるのかわからなくて…
 「のらくら者の日記」の著者の方は(すみません、お名前も存じ上げず…)、元KGKの主事で、現在は神学校で教鞭を取られる牧師さんらしいです。同じ問題意識を持っていらっしゃる方が日本にもおられることを知り、とても嬉しいです。

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4/16追記

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