ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

先週末のこと

 濃い週末だったので、書き留めておかなくてはと思いつつ、一週間が過ぎてしまった。
 先週の土曜日は、シカゴ郊外で、ミニRJCカンファレンスがあった。RJCとは、Reaching Japanese for Christの略で、アメリカにいながらにして日本人に福音を伝えることに重荷を与えられているアメリカ人たちのネットワーク。関わっている人たちは、リタイヤした日本への宣教師さん、主婦、会社員、学生など、さまざま。シアトル、ロサンゼルス、ハワイなどで大きいRJCカンファレンスが開催されており、昨年は初めてシカゴでも開催された。今年はそのフォローアップの意味もこめての、半日だけのミニカンファレンス。
 私は、日本で37年間働かれておられた宣教師のレイ・リーフ師と共に、講師として呼んでいただいた。こんな大ベテランの宣教師さんと一緒にお話をさせていただくなんて場違いな気がしたけれど、日本人宣教のために労してくださっている方たちのために、少しでもお役に立てるならと思ってお引き受けした。でも、お役に立てるならと思って出かけていった私のほうが、大いに励まされて帰ってきた。あんまり感謝に満たされて、帰りの車の中では主を讃えながらオイオイ泣いていた。
 いろいろ大変なことがある中で、神様はこんな形で私に励ましを与え、御霊のフレッシュな息吹を私に吹きかけてくださった。感謝。

 日曜日には、先日もこのブログで紹介したニック・ブイチッチさんがうちの教会に来られた。ニックさんは3年前にもうちの教会に来ておられ、子供たちも彼を覚えていて、もう一度話しが聞けるのを楽しみにしていた。特にみんははりきって、友達を5人誘った。そのうちの二人はお母さんの許可が得られず来れなかったけれど、3人は私たちと一緒に来ることができた。メキシコ人二人とベトナム人の子たちで、3人ともカトリックのバックグラウンドがある(1人はみんのBF)。 プロテスタントの、しかも現代風の教会など初めてなので、3人とも目を丸くして「これが教会?」と驚いていた。そしてニックさんのお話も食い入るように聞いていて、とても良かったと言ってくれた。1人は、「すごく良かった。心に触れられた」と言い、もう1人は、「カトリックのミサは45分なんだけど、とこしえに続くようですぐに飽きちゃうのに、ここの礼拝は1時間半だったのにあっと言う間だった」と言っていた。今後も、彼女たちが望むなら、いくらでも連れてきてあげたい。
 実は私の中には、うちで高校生のスモールグループをやれたら、という思いがある。みんにも話したことがあるのだけれど、彼女はいいアイディアだとは同意しつつも、自分から声をかけたりすることに抵抗があるようで、躊躇している。これが神様から出た思いであれば、神様が扉を開いてくださいますように。

 ニックさんのお話は割とティーンを意識したものだったけれど、大人である私もものすごく励まされた。特に、「私は欠けやヒビのある土の器でしかないけれど、欠けやヒビがあるからこそ、その中に入れられている宝が、周りの人からも見えるのだ」という言葉。本当に、その通りだよね…
 また、今の彼はこんなふうに世界中を回って主を証する器として用いられているけれど、その成長過程ではやはり多くの苦しみ、痛み、葛藤、そしてサタンとの戦いがあったことも彼の話の端々から伺えた。彼のメッセージは、きれいごとではなかった。慟哭のような迫力があった。(もしかしたら、今の私だからそのように感じたのかもしれないけれど…)
 前回ニックさんのことをこのブログで紹介したとき、たんぽぽさんが、「神様の奇跡が現わされるには、たくさんの涙も流されていることは忘れてはいけないです。ニックさんと関わった人もたくさん悩み、涙し、そして栄光が現わされたのです。その過程の時に、傍にいることが大切です」とコメントしてくださった。私は、これは本当にその通りだと思う。麗しい結果だけを見て神様を賛美するのは簡単だけれど、そこに至るまでの傷だらけで人の目には醜く見えるようなことの中にある、見えざる神の御手による守りと導きと確かなご計画、それがあるからこそ尊いのだ。それは福音も同じ。復活の栄光の前には、残虐な十字架の死と、そこで流された血潮を通してこそなされた御業があった。今回のニックさんのお話を聞いて、そのことを改めて思った。
 そして、将来、神の奇跡が現されるために、今、神の許しの中で大変な苦しみを通っている人に、寄り添っていたい、傍にいてあげたい、そう思わされた。

 さて、エミは、今日から大学の秋休み。ちょうど今日から、大学のクリスチャンのグループの秋のリトリートに参加している。主がエミの心に深く語りかけてくださいますように。リトリートが祝福されますように。

 ま〜やは、今日と明日、演劇部の秋の公演。この2週間は特にハードスケジュールで練習していた。私たちは明日の公演を観に行く。

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