ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

興味深い研究二つ

プリンストン大学の心理学者チームの研究によれば、読みづらいフォントは学習効果を上げるとのこと(WIREDの記事)。

オハイオ州の学校で行われた実験では、一つのクラスには読みやすいフォント、Helveica及びArialを使用した教材を、もう一つのクラスには「読みづらい」フォントの教材を配布し、その教材をもとに数週間に渡り授業を行ったそうだ。最後に試験を行ったところ、化学以外はどの科目も「読みづらい」フォントの教材を配布されたクラスの方が格段に成績が良かったとのこと。

「流れの悪い」、つまり学習しづらい教材は、情報をより深く、より抽象的に、より慎重に処理しようとする働きがあり、理解度を上げることになるのだという。これらは効果的な学習に不可欠であり、最終的には長期記憶を養うとのこと。

 これを聞いたぼぼるパパ、「えー、じゃあ、授業で使うスライドとかハンドアウトとか、どうしようかなぁ、変なフォントに変えた方がいいかなぁ」と。
 これは、日本の研究者にも、日本語を使ってぜひ追実験をして欲しいですね。

…ラットがエサ場や水場に着くとすぐエサや水が得られる場合と、4秒待たないと得られない場合とで、脳内のセロトニンの働きを調べた。

 すると、4秒待つときの方がセロトニンの放出が高まり、濃度が上昇した。さらに、大脳にセロトニンを送る神経細胞の活動を電極で測ると、待っている間に活動が高まり、あきらめてしまう場合に弱まることがわかった。 …

 セロトニンというのは、人が幸福感や満足感を感じているときに脳内で放出されている神経伝達物質セロトニンの不足は鬱病の原因になるとも言われる。
 すぐにエサが与えられるときよりも、待つときの方がセロトニンの放出が高まるというのは、とても興味深いと思った。そして、あきらめてしまうと、放出が弱まる… 
 箴言にある「期待が長びくと心は病む」という御言葉を思い出した。期待しているうちはセロトニンが放出されるけれど、長びいて諦めてしまうと、セロトニンが減ってしまうのか… この御言葉は、生理学的にも根拠があるんだなぁ。

 ちなみに、この研究をしたグループの代表者、銅谷賢治さんは、ぼぼるパパの中高時代の同級生。びっくり。

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