ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

ある二人の主にある姉妹の会話

 しばらく前、ある二人の主にある若い姉妹たちの会話を耳にする機会があった。仮にBちゃんとCちゃんとする。
 Bちゃんは最近「うつ病」と診断され、薬の服用を始めたところだった。CちゃんはBちゃんの先輩。
 
C「私もねー、3年くらい前にナーバスブレイクダウンみたいになっちゃって、それ以来、薬飲んでるんだー。私も私の親も、私が薬を飲むことに最初は抵抗があったんだけど、お医者さんが飲みなさいっていうからさー。飲んでも、それがどれくらい役に立っているのか、自分ではあんまりわかんないんだけどねー。3年飲み続けて、最近になってようやく、少し分量を減らし始めているだー。
 私もいろいろ似たようなところ通ってきたから、Bも、何かあったらいつでも遠慮なく連絡してね」
B「うん、ありがとう」
C「みんなも心配してたしさー。あんまりみんな話題にしないけど、似たような経験している人、実は多いんだよねー。あっ、だけどさー、同じような経験があるとか言っても、現実には、体験って、みんな異なるんだよね。まったく同じことを同じ条件で経験する人なんて、いないじゃん? だからさー、わかるわかるってみんなが言っても、『やっぱり、私の体験してることなんか、誰にもわかってもらえない』って感じることがあるかもしれないけど、あんまり気にしちゃだめだよー。わかるわかるって言う人たちは、とにかくBのこと心配してくれてるんだなって、その気持ちだけ受け取ったらいいんだよ」
B「うん、そうだね、ありがとう…」

 Cちゃんの話し方はとってもユル〜ク、押し付けがましいところがなく、それでいてその言葉には知恵と慈しみが溢れていた。聞くとはなしに二人のやり取りを聞いた私は、思わず涙ぐんでしまった。

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