メモ:ティーンにおけるセルフ・エスティームのインフレ
ペンキ塗りの下準備で新聞紙を床の上に敷いていたら、こんな記事を見つけ、つい読みふけってしまった。
- A downside to high teen self-esteem? (Chicago Tribune紙より)
低いセルフ・エスティーム(自尊心、自己評価)もよくないけれど、非現実的に自分を高く評価し過ぎるセルフ・エスティームも困りもの… アメリカでは60年代から、子どものセルフエスティームを高める育児(=ちょっとしたことでも何でもほめる育児)が流行ってきたそうで、それは現代にいたるまで脈々と続いていると思う。その結果、アメリカには「特権意識(sense of entitlement)」を持った子ども(や大人)がうようよいる… 実感として感じる。
親としては、子どもの自尊心をつぶすことなく、現実に直面し、かつ夢とビジョンをもって高みを目指してほしいと思うのだけれど、それが案外難しい…
(ちなみに、現在翻訳中のBoundaries with Kidsでは、子どもに「現実に直面させる」ことの重要性や、特権意識を持たせないようにすることについて、かなり詳しく述べられている。)