産経新聞の記事(進化論とID)
昨日、「児童小銃 .456」さんというブログからぼぼるパパが先日書いた進化論とIDに関する記事にトラックバックをいただきました。昨日、今日と、随分そちらのルートからぼぼるパパの記事に来て下さっているようで感謝。
で、そのトラックバックをいただいた記事を読ませていただいたら、ふむふむ、9月26日付産経新聞の「教育を考える」という欄に出ていた、京都大学名誉教授の渡辺久義氏のインタビューが出ていました。
この方は日本でIDを熱烈に支持しておられるらしく、このようにおっしゃっている。
ID運動に呼応する形で、今私は同志とともに、啓蒙(けいもう)的な学会活動を始めています。われわれの文化の唯物論的体質が学問の世界から発しているのだから、学問の世界から矯正していこうという運動です。この学会とIDについての詳細はホームページ(http://www.dcsociety.org)をご覧ください。
ここに言及されているホームページは「創造デザイン学会」というところのもので、児童小銃 .456さんのご指摘によると、統一協会系の団体だそうです。
渡辺氏のお話そのものも、ちょっと極端な部分があって私は「?」と思って引いてしまったのですが、この先生も統一協会で熱心に活動されている方のようですね。ネットで調べたらすぐに出てきました。
誤解があってはいけないので、声を大にして言っておきますが、最近話題のこのID(インテリジェントデザイン)というものが統一協会の思想というわけではありません。IDそのものの主張は、私が知る限りでは、私の信仰とも基本的に(つまり、IDの言う「知能」を「神」に置き換えるならば)矛盾しません。(ただし、学校の生物の時間にサイエンスの理論の一つとして教えることには、私もぼぼるパパ同様、疑問を感じますが。)ただ、日本でIDを推進しているグループの中には、福音的なクリスチャンなら一線を画しておきたいグループもあるようだということを、頭の片隅にでも置いておいた方がいいかなと思ったので、ここにメモしました。
こういう白熱した議論が起きている時は、大きな声を出している人がどういう立場の人なのか、よく気をつけていないといけないですね。
ちなみに、進化論対IDの論争で、進化論を支持するクリスチャン科学者としてたびたび登場するブラウン大学の生物学者ケネス・ミラー教授は、カトリック教徒だそうです。