ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

Sillyなケンスケ

 厳寒の中、ずっと家にこもらざるを得ないケンスケ、すっかりエネルギーが余っている。家の中で走り回ってたら危ないよ、という私の言葉も聞かずに走り回っていたら、案の定転んだ。タイル張りの廊下で、スッテンパッチーン!と。大泣きするケン。どこが痛いのと聞くと、ほっぺが痛いと言う。見ると紫色になっている。みんがすぐに冷凍庫からアイスパックを取り出し、ペーパータオルにくるんでくれた。ケンを膝の上に抱き、頬にアイスパックをあてる。ケンは身体を震わせながらエーンエーンと泣き続ける。
 「よしよし、大丈夫、ママが抱っこしているんだから」ケンの背中をさすり、頭をなで、おでこと鼻の頭に何度もキスをする。ケンは私の胸元に顔を押し当ててなおも泣き続ける。抱っこしてももう私の腕の中にはスッポリおさまらないケンに、いつの間にか随分大きくなったんだなぁと、ふと感慨にふける。
 20分くらい泣いただろうか。ようやく泣きがおさまってきたかな、と思ったら、突然ケンが私の腕の中で「クククク…」と笑い声をたてた。あれ?っと思うと、今度はさらに、ケタケタケタと大きな笑い声をたてた。「どうしたの」と聞くと、「ずっと前にね、『スパゲッティ』って言おうとしたらちょうどその時にゲップが出てね、『スパガーッゲッティ』になっちゃったの」とのたまう。急にそんなことを思い出して、可笑しくなって笑っちゃったのね。さっきまで痛くて大泣きしてたくせに。なんてSillyなケン。抱っこされているうちに、安心したのかな。心地良くなったのかな。痛みで萎縮していた身体と心がリラックスしてきたら、どうでもいいくだらないことを思い出しちゃったのかな。ほんとにSillyなケン。よりによって、『スパガーッゲッティ』だなんて。(笑)
 そんなケンに、神様の御腕の中でニタニタうっとり安らいでいる自分の姿がだぶった。

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