久々に日本語の小説
近所の日本人の奥さんに借りた、東野圭吾の「白夜行」というミステリーを読んだ。約850ページもの大作だけど、昨日の午後から読み始め、今日の午後には読み終わった。
とて〜もダークで、途中気分が悪くなるような箇所も何度かあった。犯人は鬼畜のような悪者と思いきや、最後に切なくなるような過去が明らかにされる… 壮大なストーリー展開なのに、どこか痒い所に手が届かかないようなはがゆさが端々にあって、読後感としては微妙。一気に読めたのだから、面白かったことには間違いないけれど…
人間のダークな部分をこれでもかと言わんばかりに描く様は、三浦綾子さんの小説(『裁きの家』とか『自我の構図』とか『残像』とか)にも通じるかも、と思った。
あ〜、それにしてもやっぱり日本語の小説はいいなぁ!もっと読みたくなった!