ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

ケンの誕生日

 今日はケンの誕生日。十歳になった。私のbaby boyが十歳になったなんて、信じられない…
ケン曰く、「十歳は男の子にとって、冒険が始まる年齢だ。サトシは十歳で最初のポケモンをゲットし、ベン(ベン10)は十歳でベンテン時計を手に入れた」
 考え深げにそう言うケンの表情が、ちょっぴり大人っぽく(?)見えた。っていうか、本当に冒険に出ていってしまったらどうしよう!? 公園で野宿したりとか?
 誕生日パーティーは、10日程前の土曜日にすでに行なった。
 地震が発生したとき、シカゴ時間は夜中だったのだけれど、私と夫は起き出して、ざわめきながらインターネットのUstでNHKのニュースを見ていた。そしたらケンが起き出してきたので、私たちが騒いでいたからかと思ったら、気分が悪いと言う。まぁとにかく寝てなさいよ、とベッドに戻したものの、「苦しい〜」とうめく。それで、「吐きそう?」と聞くと、「うん」と言うので、「じゃあ、起きてトイレに!」と言ったものの、トイレまで間に合わず、廊下でドバーッ。結局、その晩は明け方まで何度も嘔吐した。
 金曜日は当然学校を休ませ、様子を見た。水を飲むだけでももどしてしまう。土曜日のパーティーは大丈夫だろうか、キャンセルすべきだろうか… しかし昼過ぎごろからようやく落ち着いてきたので、キャンセルするかどうかを決めるのは、ギリギリまで待とうと思った。
 すると夕方、パーティーに来るはずの子のお父さんから電話。「息子が夕べから何度も嘔吐して…明日のパーティーには行けないかも」「あら、うちもそうなんですよ!多分、24-hour stomach fluとか、そんなのではないかと思っているのですが…」「そうですね、だいぶん良くなってきてはいるので、明日には大丈夫かもしれません」そんなやりとりをした。
 土曜日の朝になったら、すっかり元気になっていたので、予定どおりに午後からは近所のボーリング場でパーティー。 いざゲストたちが集まると、なんとなんと、みんな前日は同じ状況だったことが判明。金曜日のケンのクラスは、25人のうち、朝来ていたのが10人ちょっと、そのうち最後までいたのは6人で、残りは途中で具合が悪くなり、早退したのだそうだ。子どもたちが両手で口をおさえながらトイレに向かって廊下を走る姿が散見され、間に合わない子が続出したため、廊下にはゴミ箱がいくつも設置されたとか。そして教室も、そこはかとなく嫌な臭いが充満し… 学校からは、「週末の間に校内を消毒します」というお知らせの手紙がきた。
 でも、週が明けたら何事もなかったかのように平常どおりだったので、予想したように、24時間フルーだったようだ。いやぁ、びっくりした。

====
 被災地でも、誕生日を迎えるお子さんは大勢いらっしゃることでしょう。その尊いいのちの上に、主の格別な祝福がありますように… これからの人生が、強く逞しく、愛と思いやりに満ちた、素晴らしいものとなりますように…

ホーム日記ミルトスの木かげで(最新)