ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

みんのコンサート/初めてのディテンション

 今夜はみんの合唱部のコンサート。みんがソロを歌った曲もあり、とても誇らしかった(親バカ)。だけど、ほんとに上手だったよ。エミも隣でうなずいてたし。みんもこれから先が楽しみだ。

 ところがみんは、今日学校でちょっとした事件があった。帰宅した彼女は明らかに普段と違う様子で、upsetしてる。どうしたのかなーと思って様子を伺っていると、彼女は意を決したように私のところに来て、涙をこらえながらこう話し出した。
 「ママ、今度の土曜日はサマンサの誕生日だから、みんなでサプライズでサマンサのロッカーに誕生日の飾り付けをしようって言ってたの。だけどお昼休みのとき、それがサマンサにばれちゃって、そしたらジェシカがすごく不機嫌になちゃったの。それでジェシカは泣きながら校舎に戻ってトイレに隠れて出て来なくなっちゃったの。だからみんなでジェシカを追いかけて、出ておいでよって声をかけて慰めてたの。そしたらそこに昼休みの監督の先生が来て、昼休み中に校舎に戻るのは校則違反だって言われて、みんな校長室に連れていかれたの。そしてみんなディテンションになっちゃったの…」

ディテンションというのは、生徒たちが謹慎の次に恐れている罰則で、居残りのこと。みんたちの学校にはなぜだか、昼食が終わったら天候の悪い日以外は必ず校舎の外に出て昼休みを過ごさないといけないという校則がある。で、それに違反してしまったというわけだ。

 「だけど、私とパティが校長先生に事情を話したら、放課後の居残りじゃなくて、お昼休みの居残りにしてくれたけど… ママにもディテンションの通知の紙にサインしてもらわないといけないの。ごめんなさい。」押さえきれず泣き出すみん。

 総勢6人がディテンションをくらったらしい。こういうトラブルって、いかにも女の子同士ならではという感じ。気に入らないことがあるとどこかに閉じこもって出て来なくなっちゃうって、典型的天の岩戸。私も小学生くらいの頃には似たようなことをやってたなーと懐かしく思い出した。

 「大丈夫よ、みん。事情はよくわかった。ママはこのことではみんを叱らないよ。みんがとってもいい子で、いい生徒で、いい友達だっていうことよくわかってるから、ママは全然気にしないよ。でも校則違反は校則違反だから、ディテンションになっちゃったのも仕方なかったね。だけど校長先生もわかってくれて、放課後のディテンションじゃなくてランチタイムディテンションにしてくれたから、よかったよね。」そう言ってみんを抱きしめると、彼女はとても安心した様子で泣き止んだ。私はみんが愛おしくて、なぜだかホセア書の御言葉「わたしの心はわたしのうちで沸き返り、わたしはあわれみで胸が熱くなっている」が思い出された。
 
優等生のみんとしては、初めてのディテンションをくらったことがショックだったのだろうが、私は、みんにたくさんの仲良しの友達がいること、生徒たちを休み時間にもしっかり監督してくれている先生がいること、そして生徒の言い分に耳を傾け、適切なレベルの罰則を課してくれる校長先生がいることが、とてもありがたいと思った。(半年くらい前に、同じ敷地内で中学生がマリファナの売買をしていたこともあり、休み時間や放課後の子供たちの動きに対する先生方の監督の目は厳しいのだ。)

 ああ神さま、これからも子供たちを守っていてください。みんなが健やかに育ちますように。

ホーム日記ミルトスの木かげで(最新)