ケンスケとママの会話
ケン 「(ママのひざの上によじ上りながら)ママ、ママ、僕は明日死ぬ?」
ママ 「死なないと思うよ」
ケン 「じゃあ、いつ死ぬの?」
ママ 「イエスさまが『お家に帰っておいで』って言った時」
ケン 「イエスさまのお家って、天国?」
ママ 「そうだよ。イエスさまのお家は、すっごく広いよー!お庭も広くて、フットボールもできちゃうよ」
ケン 「二階ある?」
ママ 「あるよー!」
ケン 「地下室ある?」
ママ 「あるよー! そしてお部屋がたくさんあるんだよ! きっとケンの好きな食べ物やおもちゃもいっぱいあるよ。 お友達も大勢いて、パパやママもいるよ。みんな歌うたってて、イエスさまと毎日お話できて、すっごく楽しいよ!」
ケン 「(口を両手で押さえながら)ウフフフフ…」
ママ 「もう死ぬの恐くなくなった?」
ケン 「まだ恐い」
ママ 「どうして?」
ケン 「だって、死ぬ時には、目がつぶれて、真っ暗になって、何にも見えなくなっちゃうんだよ」
ママ 「いいこと教えてあげようか」
ケン 「なあに?」
ママ 「もし死ぬ時に本当にケンの目がつぶれたとしても、天国に行ったらイエスさまはそれも治してくださって、もう一度ちゃんと見えるようになってるんだよ。もしケンスケの足に大きなかさぶたがあっても、それもきれいに治っているんだよ」
ケン 「(うひゃひゃと笑いながら)ええーっ、変なの!」
ママ 「想像できないね」
ケン 「できない。 (しばらく考えてから)ねえ、もう一度イエスさまのお家のお話してよ」
ママ 「いいよ! イエスさまのお家はすっごく大きくてね、お庭もフットボールができるくらい広くてね、お部屋がたくさんあってね…」