ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

日曜日のこと

 礼拝の後、パトリシアが私のところに来て、「私はこの教会に来るのは今日が最後なの」と言った。引っ越すの?と聞くと、M牧師の集会に行くことにしたのだと言う。M牧師とは、この教会の前任の牧師で、2年半前に信徒による信任投票で過半数を得られず去っていった先生。それが原因で半数近い人たちがこの教会を離れた。(詳細は2003年2月の日記をご参照ください。当時の一部始終が記されています。)パットは、当時私がよく一緒に祈っていた仲間達の一人で、あの祈りのグループからこの教会に残ったのは私と彼女だけだった。その彼女が、ここを去ってM牧師の集会に移ることにしたなんて。不思議なことだが、それを聞いたとき、何度もみんなで集まって心を一つにして祈っていた日々を思い出し、私もパットと一緒に移りたいと思ってしまった。彼女は本当によく祈る人で、しかも熱い礼拝者でもある。彼女が全身全霊を込めて賛美している姿に、私は壇上でワ−シップのリードをしながら、いつもどれだけ励まされてきただろうか。パットの存在は私の中で大きかった。彼女が移ると聞き、私は何だか自分一人が取り残されるかのような気持ちになってしまったのだ。
 2年半前、私の愛する友人たちが次々といなくなってしまった時の事が走馬灯のように頭をよぎった。当時の痛みと悲しさが蘇えり、日曜日の午後はずっと泣いていた。神様の明確な導きと召しによってこの教会に残り、委ねられた働きを負うようになったはずなのに、何もかも急に虚しくなってしまった。夕拝に行くのもなんだか億劫だった。すっかり意気消沈し、broken-heartになっていた。
 そんな状態で、足取りも重く夕拝に向かった。朝の礼拝で大きなイベントがあった日の夕拝は、たいてい人数も普段以上に少なく、みんな何となく疲れた雰囲気になっていることが多いのだが、この日も例外ではないようだった。
 ところが。いざ礼拝が始まると、何かが違った。一曲めの「主の御名は堅固なやぐら」を歌い始めた時から、私は涙が止まらなくなった。

The Name of the Lord is a strong tower. The righteous run into, and they are safe

神さまからの強い招きを感じた。わたしの御名のもとに来て、そこで憩いなさいと。

次にPrince of Peace (You are Holy) を歌った。

You are Lord of Lords
You are King of Kings
You are mighty God
Lord of everything
You're Emmanuel
You're the Great I Am
You are my Prince of Peace
Who is the Lamb
You're my living God
You're my saving grace
You will reign forever
You are Ancient of Days
You are alpha, omega, beginning and end
You're my Savior, Messiah, Redeemer, and friend
You're my Prince of Peace and I will live my life for You

先の歌に続き、今度は神様のさまざまなお名前を、一つひとつ掲げて告白するような歌だ。神様がどんなお方であるか大声で歌っているうちに、私の霊は神様の深い御臨在に包まれた。そしてそれは私一人の感覚ではなかったようで、壇上からは一人ひとりの顔が輝いているのが見えた。まるであたりが主の御栄光の雲で包まれているかのようだった。

そうしていつものように25分くらい賛美を続けた後、普段ならすぐパスターが出てきて次に進むのに、この晩は違った。みんなそれぞれの場所に立ったまま、主への賛美はなかなか止まなかった。 ようやくパスターが壇上に出てメッセージをされたのだが、その後、もう一度賛美と祈りを捧げましょうということになった。

In Your Presence, O God を歌い、More power, more love を歌い、I could sing of Your Love forever を歌う頃には、会衆のみんなは自主的に壇の前に出て来て、ある人は手を挙げ、ある人はひざまずいて賛美していた。

Oh, I feel like dancing -
it's foolishness I know;
but, when the world has seen the light,
they will dance with joy,
like we're dancing now.
I could sing of Your Love forever
I could sing of Your Love forever

私たちの間からは歓声があがっていた。ユースの集会ならそういうことは珍しくないだろうが、うちの教会の夕拝出席者の平均年齢は、多分50代半ばだと思う。通常なかなか歓声などあげないような人たちが、主への愛と喜びに突き動かされ、全身でそれを表現していたのだ。その場にいた小さな子供たちまで、通路に出てクルクル踊っていた。こんな光景をうちの教会で見たのは何年ぶりだろう… 普段なら6時に始まり7時20分頃には終わっている夕拝が、この晩は8時過ぎまで続いた。Sweet, Sweet Spirit という賛美歌があるが、まさにその歌の歌詞そのものだった。

There's a sweet sweet spirit in this place
And I know that it's the spirit of the Lord
There are sweet expressions on each face
And I know that it's the presence of the Lord

Sweet Holy Spirit
Sweet heavenly dove
Stay right here with us
Filling us with your love
And for these blessings
We lift our hearts in praise
Without a doubt we'll know that we have been revived
When we shall leave this place

ハレルヤ、ハレルヤ、ハレルヤ! あなたの麗しき御名を讃えます。 Lord, You are so GOOD, so GOOD to us!

Blessed are the poor in spirit,
for theirs is the kingdom of heaven.
(マタイ5:3)

アーメン!

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