ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

『魂の窓』のご紹介

 ロサンゼルスの上野五男先生から、先生が翻訳された『魂の窓』という本のご案内がありました。先生の許可をいただいたので、ここに転載します。

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敬愛します皆様へ
『魂の窓』のご紹介

 昨年の12月、いろんな方たちのご協力を得て、『魂の窓』(地引き網出版社)を翻訳出版する光栄にあずかりました。発売後、二ヶ月ほどたち、多くの人たちに読んでいただいていることを嬉しく思っています。何人かの方達から読後のコメントをいただきました。当人の許可を得てご紹介させていただきます。

 「魂の窓」読みました。
心が震えています。
確かにちょっと一言では言い尽くせないほとの深さを持つ本ですね。
うちの教会でも、流行っています。
本当に、私も魂の窓に語ってくださる主のご愛をもっと
味わいたいですね。

 鬱で苦しんだ時期も昨年は、私にはありましたが、
今、元気になってきています。

 本当に「鬱の窓」の章は、大きな慰めになりました。
翻訳していただき、ありがとうございました。
祝福をいただきました。

町田郁子  大阪府在住

 「魂の窓」をこのお正月に読みました。大変恵まれました。
これからは、主が開いてくださる「魂の窓」に気をつけようと思います。
色々な方にこの本を紹介していきたいと思っています。
翻訳をしてくださった上野先生に本当に感謝します。
翻訳本とは思えないくらいとても読みやすかったですよ。

グドール・ジェラルド CFNJ聖書学院 国際部長


 『魂の窓』を読んで教えられることはたくさんありますが、二つ取り上げてみたいと思います。第一には、人生の「荒野」を通して人間がつくり上げられていくということです。ガイア氏は、この貴重な経験をすることによって、作家になるために必要なことを学んで人間として大きく成長しました。多くの読者は、この箇所を読んで大きな励ましを受けることと思います。氏は、ダラス神学大学院を卒業して、大学の教師になろうとしました。しかし、専門分野の違いのため、どこの大学から招聘がこなかったので、人に勧められるまま、田舎の小さな教会の牧師に赴任します。しかし、もともと牧師になる召命がなかったので、牧会に喜びを感じるはずがありませんでした。自分は、何をするために神から召されたのかと悩み苦しみながら、物を書く賜物が与えられていることを発見します。当然、神は彼の努力に報いて、本が売れて家族が生活できるようにして下さると思ったのですが、当初、本はまったく売れませんでした。氏は、作家として歩み始めた頃、塗炭の苦しみの中を通らされます。六章「召命の窓」、九章「荒野の窓」、十四章「執筆の窓」などで、そのときのことについて詳しく述べられています。

 「書くことに情熱をそそぎ、勤勉に働き、全てを犠牲にしたのに、なぜ何も起こらなかったのか理解できませんでした。神は、この時どこにおられたのでしょう。どうして助けてくださらなかったのでしょう。私は、神の助けを必要とし、それを願い求めたにかかわらず、なぜ神は私の祈りを聞いてくださらなかったのでしょうか。私が流した涙をご覧にならなかったのでしょうか」  (九章「荒野の窓」より抜粋)

 だが、ガイア氏は、後にもっと本質的で大切なことに気づかされるようになります。作家としてよい仕事をするために、神が「荒野」に導き、そこで訓練をしてくださったのだと・・。

 「神は、神学校ではなく、『荒野』において私が作家になる準備をしてくださったのです。その『荒野』とは、痛み、屈辱、不安定、孤独、自暴自棄を体験する場所でした。私はずっと作家になることを祈り続けてきました。しかし、作家になるには、これらすべてを経験する必要があったのです」  (同章より)

 「荒野の窓」を通して、ガイア氏は人生でなくてはならない貴重なものを学びました。私たちも、人生の荒野を経験するとき、このことを覚えていることができたら前向きに生きることができるのではないかと思います。

 本書を通して二番目に教えられることは、人間として成長できるために、神がいろんな状況で見せて下さるのが「魂の窓」だということです。氏は、聖書だけでなく、芸術、文学、映画、自然、夢などを通しても、神は我々に語りかけて下さると言います。これは、氏の非常にユニークな視点です。ガイア氏の神学教育の背景は、「神は聖書を通して語られる」という理解だったので、最初は、そのようなことを言う人には疑いを持っていたと言っています。

 かつての私は、「神が夢で語られた」と話す人たちを、手相で占う人たちと同じ枠の中に入れていました。かなりひいき目に見ても、疑わしいと思っていました。  (十三章「夢の窓」より抜粋)

 しかし、ガイア氏は、妻のジュディ夫人が夢で見たことを通して、その考えが変えられていきます。多くの読者の涙を誘う感動の場面です。彼女は広い体育館でダンスを踊る夢を見ます。そこでイエス・キリストに出会うのです。ガイア氏は、たまたま店で見つけた詩集の中の詩を夫人に紹介すると、彼女は3日間も泣き続け、不思議なように少女時代に受けた傷が癒される経験をします。(詳細は本書を読んでみてください)。この経験をしたときのことをガイア氏は次のように述べています。

 神は、端がボロボロになった子供時代の記憶の辞書をめくり、彼女にとってとても大切なイメージを選んで、ある晩、彼女の耳にそっと囁かれたのです。そのイメージは、言葉だけでは届くことのできないところに触れました。彼女は、そこに触れられたことによって癒しが与えられたのです。(十三章「夢の窓」より抜粋)

 ジュディ夫人は、「夢の窓」を通して語られた主イエスのことばを聞いて、素晴らしい癒しの経験をしました。
本書には、この他にも、様々な「魂の窓」を通されたエピソードが紹介されています。人は、いろんな「魂の窓」を通してキリストに出会います。信仰を持った後も、神はいろんな「魂の窓」を通して、素晴らしい霊的な世界を見せてくださいます。それは、神が一方的に我々を愛して下さるという恵みの故です。そのような窓から見ることによって、霊的な深みを知り、信仰の成長がなされていきます。霊的成長を願う信仰者にとって、本書は充分それに応えてくれることであろうと思います。一人でも多くの方が読んで、励ましを受けて下されば幸いです。
まだ読んでおられないなら、ぜひお読み下されば嬉しく思います。

 日本国内では、全国のキリスト教書店で絶賛販売中。2100円です。
また、地引き網出版社に直接申し込むこともできます。
http://www.revival.co.jp

米国では、ロサンゼルスにあるキリスト教書店で販売しています。$25です。(Christian Book Center 401 East 3rd St. Los Angeles, CA 90013 )

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