ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

はちこ母より

 はちこ母からのメールで、奈良での高校生の男の子の事件のことに触れてあった。私も考えさせられたので、はちこ母の許可を得て、転載します。
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 神童といわれていた16歳の奈良の男子のことは、可哀想でたまらない。父親に出来なかったテストを出来たと嘘をついたのが、バレそうになったとか、父親が厳しかったなどと言っているらしいが、 私は、それは本質を突いてないと思う。
 7歳で、実母や実姉と別れさせられて、若い母親や異母弟妹と一緒に生活し。弟妹の面倒を良く見て抜群の成績で。父親はその間のいきさつは、よく説明し、彼も納得し、継母もきちんとした知的な人だったのでしょう。頭脳明晰だけに、父の話は、彼も理解できたのでしょうが… 実母や姉に甘えたいとか、愚痴を言いたいなど感情面、念は置き去りにされていたのではと思います。頭脳と感情、念は別のものなのに。優秀な頭脳の彼だけに父は表面的なことで、彼の表の行動で、期待しすぎたと思います。その念が心の奥に積もり父に対して一時的な憎しみの言葉となったのでしょう。
 いくら頭脳明晰でも7歳は7歳の感情、16歳は16歳の感情があるとおもいます。頭がいいと周りの友人は、頭のいい友人を理解できず、誤解したり、自分の尺度で判断するなど腹立たしいことは、多いものです。何か心のはけ口があるといいのです。あの少年も、実母や姉とこっそり会って、父や継母の愚痴をいったり、美味しいものを食べたり、他愛もないことで時間を費やしたりしていれば、最悪の結果にはなっていなかったと思います。感情のはけ口、バカなことでも、親に対する反抗でもいい… そのうちに乗り越えられるのですから。頭のいい16歳。私に弁護士の資格があれば、弁護をかってでるのですが。
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 はちこ母はもう70歳だから、さすがに今からは弁護士にはなれないけどね… 
 心理学的な分析や診断ではなく、人として、この少年の心の傷や孤独さに理解を示し受けとめてあげること… それをしてあげられる人が、彼のそばに与えられますようにと思った。

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