ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

春はいずこへ?

 昨日、おとといと、60度代後半から70度代半ば(摂氏20度以上)の素晴らしい陽気だった。ケンはスクールバスから降りるや否や、家の中に入って来もせず、カバンと上着を私にわたして家の前にある公園に直行。(通りを隔てた家の真正面が公園なんです。)夕食の時間まで、ずっと外で遊んでいた。ま〜やもしかり。公園は大勢の子どもたちでにぎわい、途中でケンが戻ってきて、「ママ、クッキーちょうだい!」
 「カウンターの上にあるよ」と言うと、クッキーを袋ごともって外に飛び出していった。どうしたのかなと外を覗くと、家の前に自転車がいっぱい止まっていて、子どもたちがワイワイガヤガヤ。その中でケンがみんなにクッキーを配っていたので、思わず吹き出してしまった。
 うちの近所の子どもたちは、年齢差に関係なく、みんなよく一緒に遊ぶ。下は4歳から上は12歳くらいまで。男の子も女の子も、一緒に遊ぶ。5歳のケンが近所の10歳のお兄ちゃんを「一緒に遊ぼう!」と呼びに行くと、お兄ちゃんは4歳の弟を連れて出て来て、公園にいる8歳の子も12歳の子も合流してみんなで遊ぶ、という具合。
 おとといは、外からキャーキャーいう女の子の叫び声が聞こえてきたのでどうしたかと思ったら、大きなカエルの死骸があって、年上の男の子たちがそれを自転車で轢いて遊んでいたのだそうだ。ケンスケ曰く「黄色い汁が飛び出したんだよ!」
 私が子どもの頃は、うちの近所に遺跡があった。もともと山だったのを切り崩して住宅地を作っていたら、下から遺跡が出てきたので住宅地建設はいったん延期になって、発掘が始まった。発掘の人たちが来ていない時は、その遺跡は子どもたちの格好の遊び場だった。竪穴式住居跡でおままごととかね。
 それでよく覚えているのが、男の子たちが大きなガマガエルの口に火薬を詰めて、投げて爆発させて遊んでいたこと。残酷だよねー。近くに小川があったせいかガマガエルが多く、時々道路で潰れているのを見かけたりもした。その小川では、春になるとカエルの卵を採って遊んだりしたものだけど(昭和40年代の話 汗)、今の子どもは、オタマジャクシは見たことがあっても、カエルの卵って見たことあるんだろうか。あの透明のニュルニュルのひもの中に黒い点々があるやつ。あと、ザリガニとかタニシとかゲンゴロウとかタガメとかね。ヒルもいた。タガメやヒルがいると、逃げたものだった。そういう遊びが当たり前だった自分の子ども時代を思うと、今の子どもはいくら外遊びをするといっても、もっぱらきれいに整備された公園内でのこと。そう思うとちょっとつまらないね。
 話がずれたけれど、とにかくいい陽気だったのだ、この二日間は。ところが、今日からガラッと変わり、現在寒冷前線が通過中。今夜あたりから雨が降り始め、夜中過ぎには雪に変わるかもしれないらしい。あの素晴らしい陽気を味わってしまった後だけに、これは辛い。早く本物の春が来ないかな!

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