１２年ぶりの再会

　夕べは、思いがけない人がひょっこり尋ねて来た。JCFNがまだアーバナ会と呼ばれていた頃のオリジナルメンバーのK川くんだ。彼は私たちがシカゴに引っ越して来て間もなくの頃、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で持たれていた日本語聖研のメンバーでもあったので、あの頃はよくうちにも出入りしていた。彼が卒業して日本に帰ってからは会う機会がなかったが、昨日は出張でアメリカに来たついでに母校を訪れ、そこからオヘア空港に向かう途中の５７号線を北上中、「今、中村家の近くを通ってるんですが」と突然電話がかかってきた。その後はオヘア近くのホテルに向かうだけで他に用事はないということだったので、じゃあ寄って行きなさいよ、ということで、電話がなってから２０分後にはもううちに来ていた。これが金曜日の晩だったら、エミの舞台を観に行っていて私たちは留守だったが、昨日だったのでよかった。
　１２年ぶりのK川くんは、恰幅はよくなっていたけど、ほとんど変わっていなくて、彼も私たちを見て「全然変わっていませんねぇ！」　でも、子供たちの人数は倍になり、特にエミがすっかりお姉さんになっているのに感慨深げだった。（エミは留守だったけど、写真を見せたので。）彼も２年前に結婚し、生後３ヶ月になる赤ちゃんがいるとのことで、育児の話などしたりして、いやー、変わっていないようだけど、やっぱり月日は流れたなぁとしみじみしてしまった。