ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

抜歯、無事完了

 エミの親知らず抜歯は、無事に終わった。最初に口腔外科の待ち合い室で1時間余待ち、エミはその間ずっと緊張。(私はお鹿ちゃんにプレゼントしてもらった『死の淵からの帰還』を読むのに没頭していたので、気にならなかったけど。)
 ようやく呼ばれて中に入り、麻酔の方法のオプションについて説明を受ける。結局、全身麻酔でやってもらうことにした。先生がエミをリラックスさせるためか、「高校ではどんなクラブに入っているの?」と話しかけ、演劇部だと答えると、先生の娘さんもそうだったと教えてくれた。大学でも舞台芸術を学び、今もそっち系の仕事に就いているそうだ。それで私がつい、「大学はどちらに行かれたんですか?」と聞くと、先生は「第一志望はノースウェスタンだったけれど、そこには入れず、滑り止めだった××大学に行ったんですよ。最初は本人もがっかりしましたが、行ってみたらとても良い大学で、娘はそこで花開きました…」 私が「エミもそろそろ大学のことを考える始める時期なので」と言うと、先生ご自身の大学進学に関する体験談まで聞かせてくださり、最後には、「ある病者の祈り」(「大きな事をなそうとして力を求めたのに、慎み深く従順であるようにと弱さを授かった… 求めたことは一つとして与えられなかったが 願いはすぺて聞き届けられた…」というあの祈り)を引用し、「この祈りは、本当にその通りですよ。私のオフィスに飾ってあるので、あとでコピーをあげましょう」とまでおっしゃられ… 私はすっかり感動。もっとも、私と先生がそんな話をしている最中も、エミは隣でずっと緊張していたようで、せっかくの良いお話だったのに、彼女の耳には入っていなかったようだけど。(苦笑)
 そんなわけで、私は安心して治療室を出て、待ち合い室で待つことわずか10〜15分。エミのために祈り、さて本の続きを読もうかな、とかばんから本を取り出したとたんに「終わりましたよ!」 ええっ、もう!?
 考えてみれば、4本抜くといっても、どれもまっすぐにはえている親知らずなので、何の手間もかからずスイスイ抜くだけだったのだろう。これが斜めにはえてたりすると、歯をけずったり、抜いた後の歯肉を縫ったりと、ちょっと面倒なのだろうが。
 案内されてリカバリールームに行くと、ちょうどエミが目を覚ましたところで、「終わったよ」と声をかけると、本人もポカンとして「もう? 何にも覚えてない…」そのために全身麻酔で眠らせてもらったんだものね。それにしても、たった15分ほどの全身麻酔なんていうのもあるのかぁ。とにかく、簡単に終わって良かった。主よ、感謝します!
 今日一日は、アイスクリームとかシャーベットとかゼリーとか柔らかくて冷たいものだけで、熱いもの、噛まないといけないものは避けるように、とのこと。明日からは、本人が大丈夫と感じる限りは何を食べてもいいらしい。あと、最初の二十四時間はなるべく両頬をアイスパックで冷やし続けるように(時々30分ほどの休憩を入れながら)と言われた。古いストッキングを切って真中で結び、その結び目の両側にアイスパックを入れ、あごから両頬に当てるようにして、ストッキングの先を頭の上で結ぶとうまく固定できるよ、と先生が教えてくださった。やってみたら、なるほど、とてもいい具合。(笑)
 あとは、化膿などすることなく、早く穴がふさがって回復しますように… 私もすっかり忘れていたのだけれど、エミは来週の火曜日から土曜日まで、泊まりがけで演劇の州大会に行くことになっていた。抜歯後、一週間待たずにそういうのに出かけるのは本当は望ましくないのに、うっかりしていた。とにかく残りの冬休みの間はゆっくりし、早い回復を祈るばかり。主の守りがありますように。

(うちに滞在していたYくんは、すっかり良くなって、昨日の朝、無事に家に帰っていきました。思いがけない展開だったけれど、主の恵みのうちに共に時間を過ごせて感謝でした。)

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