ケンの算数の宿題
ケンの算数のクラスでは毎週月曜日に、普段とはちょっと違った、「頭の体操」的な宿題が出る。提出期限が金曜日で、親も子供が考えるのを手伝ってあげていい、という宿題。
今週出された問題が、なかなかすごかったのでご紹介。
1から9までの数字を、ある決まりにしたがって三つにグループ分けしたら、次のようになりました。
(1)1、4、7
(2)2、5
(3)3、6、8、9「0」をこのどれかのグループに入れるとしたら、どれになるでしょうか?
私とぼぼるパパとで頭をひねって考えたが、答えはすぐにはわからない。
しばらくするとケンが、「あっ、わかった!(3)のグループだ!」
「どうして?」
「丸っこい数字は、全部(3)のグループなんだよ。」
パパと私は顔を見合わせて、思わずプッと噴き出す。子供はそういうところに目をつけるかね。可愛いねぇ。
「だめだめ、そんなんじゃ答えにならないよ。もっと考えてみようね」
しかし、もっと考えども、まだわからない。
するとケンが「あっ、ここにヒントが書いてある!」
見ると、宿題の紙の一番下に、小さな文字でこう書いてあった。
ヒント:数字の形をよく見てみよう!
ずっこける私とパパ。なんだ〜、やっぱりケンが考えた通りか〜。参ったなぁ。
「ケンの言った通りみたいだね。じゃあ、(1)と(2)と(3)の、それぞれの決まりを説明してみてごらん。」
「(1)は真っすぐな線だけでできている数字、(2)は、カーブと直線でできている数字、(3)は、丸っこい数字。」
お見事。パパとママは、完敗です。(笑)
(影の声:だけど、これじゃあ「算数」の問題にはなっていない気が…)