エミのオーディション

　エミは、授業もさることながら、いろいろな活動に参加すべく、あちこち見て回っている。オーケストラ、グリークラブ（合唱）、演劇、ダンス、やりたいことはいろいろあるけれど、全部はできないし、賢く選択する必要がある。また、エミがやりたいことは、ほとんどすべてオーディションがあるものなので、自分の希望だけでは選べない。

　当初はオケのオーディションを受けるつもりが、オーディション会場に行ってみたらあまりに大勢のバイオリン志願者がいたため、結局受けることすらしないで、あきらめて帰ってきたらしい。そのかわり、その時点ですでにグリークラブのオーディションには受かっていたので、本人は満足している。また、アジアンダンスのグループにも入れたらしい。さらに、アカペラのグループにも入りたかったらしいが、それはオーディションの二次選考で落ちた。
　エミが一番やりたいと思っているのは、ミュージカルの劇団で、そのオーディションはこれから。大丈夫だろうか。
　親としては、神様がオーディションに伴ってくださり、神様がハンドピックしてくださった活動に加われるよう、主の守りと導きを祈るばかり。活動そのものは魅力的でも、どういう人たちが集まっているグループなのか、現時点では私たちには見えないことばかりだが、神様はすべてご存知。その上で、神様がエミを導き入れたいと思ってくださるグループに導いてくださるはずだ。扉を閉じるも開くも神様の御手しだい。エミが、そこに置かれている主の御手をはっきりと認め、open doorもclosed doorも、神様の導きとして感謝して受け入れることができますように。
　また、学内で加わる予定のバイブルスタディのグループも、祝されますように。