ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

ウルトラマンのカラータイマー

 日本ではこの4月から新しいウルトラマンシリーズ、『ウルトラマンメビウス』というのが始まったらしい。ウルトラファンのケンスケはしっかり情報をキャッチしている。先日、ぼぼるパパと一緒にミツワ内にある日本のテレビ番組のレンタルビデオ屋さんで、『ウルトラマンマックス』の最終回が入っているビデオと、『ウルトラマンメビウス』の第一話〜四話までが入っているビデオを借りて来た。
 何とはなしに、私もケンスケと一緒になって見ていたら、メビウスの第三話にこんな場面があった。
 毒袋を持つ怪獣バードンの毒にやられてしまったウルトラマンメビウス。すっかり衰弱して一旦バードンの前から退却した。メビウスがいなくなったあと、再び地上に出現して暴れるバードンウルトラ警備隊(名前は「ガイズ」)は地球を守るために秘密兵器をもってバードンに立ち向かう。敵の弱点を狙い撃ちしようとするが、なかなかうまくいかない。地球が危ない! 
 ウルトラマンメビウスの仮の姿であるガイズの隊員ヒビノ・ミライは、仲間たちが苦戦しているのを見て、弱った身体のまま外に飛び出した。メビウスに変身しようとするが、一瞬躊躇するミライ。「バードンに勝てるだろうか…」しかし、胸に光るガイズのバッジを見て、力強くうなずく。「僕は、一人じゃない!
 ミライはウルトラマンメビウスに変身し、バードンの前に立ちはだかる。ところが… メビウスの胸のカラータイマーがすでに点滅しているではないか。「どうしたんだ! 普段なら3分間は戦えるはずなのに、もうカラータイマーが点滅しているなんて!」メビウスの登場に歓声をあげたものの、すでに点滅しているタイマーに動揺するガイズ。「まだバードンの毒から完全に立ち直ってないんだ! このままじゃ、ウルトラマンが危ない!」「弱っているウルトラマン一人に、戦わせたりするものか! ウルトラマン、俺たちも一緒に戦うぜ!」メビウスに加勢するガイズの仲間たち。バードンにやられそうになるメビウスを、秘密兵器を上手に使って防御するガイズ。メビウスの武器とガイズの武器の力を合わせ、見事バードンを打ち倒した。メビウスは、ガイズの仲間たちに大きくうなずき、空に飛び立つ。
 戦いが終わり、基地内でくつろいでいるガイズ。「今回は、ウルトラマンのカラータイマーの意味がわかったような気がするよ」メンバーの一人が言う。そこにヒビノ・ミライが顔を出し、こう続けた。「ウルトラマンは、一緒に戦っている仲間たちに、自分の状態を知っていて欲しいんですよ。」「そうか、俺たちは、ウルトラマンと一緒に戦っている仲間なんだ!」…

 随分長々と状況説明してしまったが、この、「ウルトラマンは、一緒に戦っている仲間たちに、自分の状態を知っていて欲しい」というセリフが、とても心に残ったのだ。ウルトラマンは、「僕はスーパーヒーローなのに、弱っているのを人間に知らせるなんて恥ずかしい」とは言わず、正直に自分の状態を仲間たちに告げた。そして、仲間たちからの加勢を受け取り、一緒に戦った。一人きりではなく、一緒に戦ったからこそ、敵に打ち勝つことができた。クリスチャンも、同じじゃないかな…。クリスチャンたちも、この世で一緒に戦っている戦友同士と言える。この戦いの中で、もし一人が弱っているなら、他の信仰の友にそれを知らせて支えてもらわないといけない。隠したり無理したりしないで、カラータイマーをピコピコ鳴らして、「私は今、弱っているの、倒れそうなの」と知らせなくちゃいけない。弱っている時に、無理したり遠慮したりして、一人で戦ってちゃいけない。ね、そうだよね? 助けが欲しい時は、遠慮なくカラータイマーをピコピコ鳴らそう。私たちは、互いに支え合い、助け合い、補い合いながら一緒に戦うよう召されているのだから。

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