ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

Wickedを観てきた

 ブロードウェーミュージカル『Wicked』を、エミとみんと3人で観て来た。
 「オズの魔法使い」の知られざる裏話という設定で、緑色の身体と不思議な力を持って生まれて来たために父親に嫌われていた主人公エルファバは、人々からも誤解され疎まれていたけれど、実はとても賢く心優しい女性だった。「西の魔女」という悪役として知られているが、「南の良い魔女グリンダ」とは学生時代からの親友で、かかしやブリキの木こり、臆病ライオンも、本当は西の魔女が彼らを悪の手から救い出した結果だった… というわけで、とても面白かったです。
 でも、ミュージカルもさることながら、3人でシカゴのダウンタウンまで行ったということが私にとっては一番の醍醐味だったかな。外は100度の蒸し暑さの中、電車に乗ってシカゴへ。私たちが住んでいるところからダウンタウンまでは約45分。このシカゴ行きの電車は、ラッシュアワー時以外はいつも空いていて座れるので、45分乗ってても苦痛じゃない。車掌さんが、なぜか何度もみんに話しかけて絡んで来たのでちょっとヤだったけど。
 シカゴには由緒ある劇場がいくつかあって、昨日行ったフォードセンターのオリエンタルシアターもその一つ。こういう劇場は、建物がゴージャスだから中にいるだけでワクワクしてくる。昔は、劇場に行く時はみんなものすごくおしゃれするものだったらしいけど、今はもうそれほどでもなく、カクテルドレス風の人もいるかと思えば、普通にTシャツとジーンズといういでたちの人もいた。私たちも、普段着よりはちょっとマシ、という程度だったし。
 途中の休憩時間には、舞台の前まで出て行ってピットオーケストラを覗いてみた。ピットオーケストラとは、ミュージカルなどで生伴奏をするオーケストラで、舞台のすぐ下にある専用の空洞(?)に20人くらいのメンバーがすっぽりおさまっている。オーケストラとしては少人数なのに、舞台上のキャストと掛け合いながら劇場全体に響き渡る素晴らしい演奏を聴かせてくれる。音楽だけでなく、効果音も出す。ピットを覗いてみると、椅子がギュウギュウ詰めに並んでいて、床にはティッシュの箱とか水のペットボトルとか雑誌とかが散乱していた。(笑)
 開演は7時半で、帰りは10時半近くになったので、私たち3人で電車で帰るのは危ないからと、ぼぼるパパが車で向かえに来てくれた。舞台がはけて劇場の外に出たら、30秒としないうちにパパの車がやってきて気分はVIP(笑)。パパ、ありがと。
 娘たちを連れて本格的なミュージカルを観たのは、イギリスにいた時にロンドンで『ライオンキング』を観たのに続き二回め。当時みんは7歳だったのに舞台のことを良く覚えていて、昨日も帰り道、ライオンキングの話題でも盛り上がった。これだけ覚えていてくれると、連れて行き甲斐があるというもの。(でも、4歳だったま〜やは、さすがに「覚えてない!」と言っていたが。)
 ダウンタウンまで出るのは思ったより楽だったので、これからも機会があればどんどん観に行きたいな。

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