ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

日本でのお気に入り

 中村ファミリーにとっての日本行きは、里帰りであると同時に海外旅行でもある。なつかしさともの珍しさの両方に溢れている。毎日が心のふるさとへの回帰であり、冒険と新しい発見の連続でもある。

 今、子供たちが日本ではまっているもの。

ケン:ナルトに関係のあるもの。ラーメン。コーラ味のハイチュウ。ファンタ。
ま〜や:ドリア・グラタン系の食べ物。英語版の「サザエさん」。可愛いメモ帳。ファンタ。
みん:「キングダム・ハーツ」の関連商品。ハヤシライス。日本の消しゴム、シャーペン、極細ペン。


 一方私は、日本の薬局が楽しくて。漢方っぽいお茶とか、つい買いあさってしまう。あと目薬。ま〜やがよくものもらいになるのだが、アメリカだと医者にいって処方してもらわないと抗生物質入りの目薬は買えない。ところが日本の薬局では、ものもらいにきく抗生物質入りの目薬が普通に売っている!あと、数種類のビタミンが配合されている疲れ目に効く目薬にも感動。もしかしたらアメリカにもあるのかもしれないけど、見た覚えがないので、さっそく自分用に購入。良さげだったら、ぼぼるパパにも買って帰ろう。そしてメンタームの薬用アクネスUVティントミルク。
 それから日本の化粧品。もちろんアメリカにも良いものはたくさんあるのだけれど、日本ならではのものに心惹かれる。先日は資生堂マキアージュのリキッドルージュをゲット。グロス感がいい!そしてDHCの化粧品。アメリカでも大々的に展開しているが、日本で買う方が安いみたい。愛用しているCoQ10のクリームが、アメリカでは30g入りで40ドル以上するのに、日本では20g入りが800円くらいだった! ナンなの、この値段の違いは。

 日本に来て以来、みんの成長ぶりが際立っている。たとえば買い物の時、ケンやま〜やは見たものわりと何でもすぐに欲しくなってしまうのに、みんはじっくり見て、本当に欲しいものだけを厳選する。値段も考慮に入れつつ、本当に買う価値のあるものか、よく考えている。私がうっかりケンにねだられるままに何かを買い与えようとすると、みんから「ママ、そんなに何でも買ってあげたらダメ! ちゃんとノーと言わなくちゃ」なんてクレームがついたりする。今夜もデニーズで食事した時、ま〜やとケンがデザートを欲しがっても、「外食が多いんだから、デザートはダメ。甘いものばかり食べてたら、体にも良くないよ!」と言う。みん曰く、「私に子供が生まれたら、きっと厳しいお母さんになると思う。愛情はたっぷり注ぐけど、すごく厳しいお母さんになるよ。」 私が、「ママはそういうお母さんじゃない?」と聞くと、「そうだけど、私はもっと厳しくなると思う」と。これはこれは、頼もしい。^^ みんは、何でも子供にハイハイと迎合する親は良くない親だとちゃんと気づいているのだ。
 日本に来る前日、エミがみんにおごそかにこう言った。「ステップアップ、ミホ。私が来るまでは、みんが長女なんだからね。」エミの言葉通り、みんは長女代理の役目を立派に果たしている。

 もう一つ、みんらしいエピソードを。外を歩いていると、街頭でチラシやらティッシュやらを配っている人たちが大勢いる。私がそれらの人たちを無視して歩いていると、みんがある日、悲しそうにこう言った。「ママ、どうして受け取ってあげないの? あの人たちは配るのが仕事なんでしょ? 全部配り終えないと、家に帰れないんでしょ? 受け取ってあげないと可哀相。」折りしもその日は雨が降っていて、配っている人たちは雨がっぱだけで傘もささずに頭をさげながら道行く人に一生懸命ちらしを配っていた。その姿を見て、みんはコンパッション(憐れみの心)を覚えたようだった。そんなみんの優しさに打たれたので、以来、私もなるべく差し出されたものは受け取るようにしている。

 そうそう、話がまったく変わるが、昨日ケンが面白いことを言った。
ケン「日本の方がアメリカより歴史は長いの?」 
みん、ま〜や、私「そうだよ。」
ケン「だから、日本の方が時間が進んでいるの?」 (時差のことを言っている)
みんとま〜や、一瞬絶句してから、地球の自転のことなどを一生懸命ケンに説明していた。

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