ミルトスの木かげで

旧はちことぼぼるの日記

God Bless you!!

まことのいのちを得るために…
……so that they may TAKE HOLD OF THE LIFE THAT IS TRULY LIFE.
(第一テモテ6章18節 写真はミルトスの花)

不審な車

 最近、うちの近くに不審な車が出没している。うちの前の通りに、昼間、黒のレクサスが停まっているのだ。ただ路上駐車されているのでなく、明らかに中に人がいる様子。窓ガラスには濃い色のフィルムが貼ってあって、正面からでさえも中がよく見えないのだが、排気管からはうっすら煙がたちのぼっているし、雪が降り出した時にはワイパーが動いていた。
 最初にこの不審車に気づいたのが月曜日。うちの車を出す時、何となく邪魔な位置に停まっているので、なんでこの時間にこんなところに停まっているんだろう?と不思議に思っていたら、その次の日も、また次の日も一日数時間ずつそこに停まっているのだ。
 三日目くらいになって、気持ちが悪いので警察に通報してみた。警察は電話をしてから1分以内にすぐに駆けつけてくれて、私は怖いから二階の窓のカーテンのかげからこっそり様子を伺っていたのだけれど、パトカーを不審車の真後ろにつけ、おまわりさんが出てきて不審車のドライバー側の窓から話しかけていた。しかし、30秒としないうちにおまわりさんはパトカーに戻り、どこかに電話をして、すぐに立ち去ってしまった。不審車はその後、30分くらいそこにいてから、やがていなくなった。
 一体なんなんだろう? もしあれが本当に不審な人なら、おまわりさんは30秒話しただけで立ち去ったりはしないと思う。あれは張り込み中の刑事さんか何かだったのだろうか…
 実は以前にも似たようなことがあった。2年前の9月、新年度が始まってすぐの頃で、子供たちの下校時刻になると、30歳前後くらいの二人連れのサングラスと野球帽の男性が乗った車がうちの前の通りに来て、車を停めているのだ。もうすぐ子供たちが帰ってくる時間なので気になって、私はじろじろとその車を見た。両腰に手をあて、首を傾け、いかにも「あんたたち、何者よ」と言わんばかりの目つきでじろじろと見た。(いわゆる、「ガンを飛ばす」ってやつ? さすがはちこ姐さん、こわっ!? いいえ、母は強し、なんです!)そしたら車の中から一人が降りてきて、ツカツカと私の方にやって来る。さすがにちょっとあせったが、彼は私に名刺を差し出し、「警察ですからご心配なく。新学期が始まって、子供たちがちゃんと帰宅するよう警備しているだけです。」 うちの前には公園があり、そこがちょっと素行の悪い子供たちのたまり場になっていたため、おまわりさんたちはギャング予備軍がそこにたむろしないよう、見張っていたらしかった。

 そういうこともあったので、今回も多分警察なんだろうと思う。しかし違うのは、今回はその車が子供の下校時間とは関係ない時間にそこに毎日停まっていること。張り込みだとしたら、いったい誰を、何を見張っているのだろう? こんなに気になってしまうのは、先週の殺人事件の犯人が、いまだに捕まっていないせいだ。事件のその後はちょっと微妙な展開で、市民としても気になっているのだ。容疑者がうちの近くに住んでいるのだろうか? それとも、容疑者がうちの近くに出没する可能性があるのだろうか? いずれにしても嫌な感じだ。相手は銃を持っているのだから。

 あの殺人事件では、最初は店内にいた五人全員が殺されたと報道されたが、数日後になって、実は6番目の人がいて、彼女はかすり傷だけで助かっていたということがわかった。生存者は今、二四時間体制で警察の保護のもとにいる。それだけでなく、同じ町に住む彼女のお姉さんと、ケンタッキー州に住む彼女のお姉さん家族までもが、警察のアドバイスにより、どこかに身を隠しているのだそうだ。
 こういう状況下での、我が家の前の不審車。なんとも落ち着かない気持ちにさせられるが、関係ない市民が巻き込まれることないように、早く犯人が捕まるように、とにかく毎日祈っている。

 追記:
 この数日の間にも、ミズーリとルイジアナで銃乱射事件が起きていますね… 

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